訪問歯科診療の実現に向けて提案しました!!
 1999年10月から保健センターによる訪問歯科保健事業として、訪問歯科検診及び訪問口腔指導が始まりましたが、診療行為は含まれていません。すでに、搬送による寝たきり高齢者や障害者の歯科診療は、社会福祉法人あさか向陽園に併設された専門歯科診療所(県が設置し、県社会福祉事業団が運営を受託)で実施されています。
 一方、朝霞地区歯科医師会からは、搬送による歯科診療や事務所機能等も合わせ持つセンター建設についての要望書が出され、朝霞地区4市による寝たきり高齢者等歯科診療検討委員会で「必要性はある。」との検討がなされたとのことです。
 しかしながら、県との役割分担の意味でも、志木市としては在宅での訪問歯科診療が出来るよう、朝霞地区歯科医師会に協力をお願いしていくべきではないかと提言しました。
 県内に先駆けて訪問歯科診療を実施している戸田市では、2年間かけて歯科医師会と話し合い、結果的に協力を得られ96年度から実施。携帯用のユニットを60万円で購入、車に積んで、年間数回づつ30人位訪問しているそうです。
 搬送について、身障者は現在社協のボランティアの移送サービスを利用し、2000年4月から介護保険の市特別給付として移送サービスが実施されますが、本人や家族の負担軽減に向けてサービスの出前体制を整えるよう市としても検討し、歯科医師会にお願いしていきたいとの答弁がありました。
(2000年1月)

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