西原特定土地区画整理事業に伴う斜面林内道路計画について
東武東上線沿いの斜面林が伐採され、今後西原特定土地区画整理組合により7.5m道路 (斜面林側に1.5m歩道) 工事が始まる予定です。
1984年当初からの土地区画整理事業計画では、斜面林 (全て私有地) の中に道路3本、擁壁をつくり、斜面林は全て伐採して宅地化されることになっていました。
天田いづみは、1992年11月に区画整理事務所に行き、初めて計画を知って以来、何とかして志木市としても貴重な斜面林を残せないか、粘り強く働きかけを続けてきました。
1996年からは市議会議員として、公有地化のための 「緑の基金」 を提言 (1998年緑の基金条例設置)、1998年には、「斜面林を市の公園として位置付けて保全することにより、区画整理の事業費も軽減できる」
と提言し、この考え方に基づき、土地区画整理組合理事会の大変な努力と組合員
(権利者373名) の理解のもと、事業計画が変更されました。
2001〜5年度の事業計画では、7.5m道路以外は全て市の公園として位置付けられていますが、あくまでも権利変換がスムーズに行われることが前提です。
7.5m道路については、西原地区の下水本管を埋設しなければならないなど、やむを得ない判断とのことであり、都市計画決定から34年も経ている区画整理事業のこれ以上の長期化は許されない状況の中、大変厳しい現実と受け止めています。
7.5m道路が接続する、東の森壱番街沿いの道路カーブは、過去に死亡事故も含む交通事故が多発しており、2001年より東の森壱番街住民への道路計画説明を区画整理組合に要請し続け、6月21日東の森壱番街町会・管理組合主催で説明会が行われました。
10月10日には東の森壱番街町会から朝霞警察署、志木市、西原特定土地区画整理組合に対し、交通安全対策についての要望書が提出され、これにもとづく町会と3者との現地協議が11月15日におこなわれます。
これまでも、“不可能”といわれた土地区画整理事業の中での斜面林保全、交通安全対策等、限られた条件の中で最善の努力を続けてきましたが、今後も皆様の不安や疑問等、率直なご意見をお寄せいただき、少しでも反映していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願い致します。
(2003年11月)
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