市民総合センターを「市民まちづくりセンター」に
 12月議会の補正予算で、従来、雇用能力開発機構の所有であった志木共同福祉施設(市民総合センター右半分)を10万5,000円、勤労者体育センターを1万500円でそれぞれ市が買い取ることが決まりました。これにより両施設共に、市が自由に活用できることになります。
 これを機に、市民総合センターには教育サービスセンターが移転し、2002年4月から土日も業務を行い(月曜休み)、教育相談機関として誰もが相談し易い環境が整います。議会では、プレイルームなど、活動のための充分なスペースの確保を求めました。
 尚、総合センター内の使用料を今後どのようにするかも課題となっていますが、宗岡第二公民館・障害者福祉センターについては原則無料とすべきであり、共同福祉施設部分も含め当面は現状の使用料体系とすることも提言しました。
 1月11日臨時議会では、02年度に向けた新たな組織について、市民活動支援機能(ボランティア団体の育成支援・市民ボランティア人材バンク・NPO法人化への支援等)を市民総合センターに充実し、市民・行政協働型「市民まちづくりセンター」とすることを提案しました。
 館長及び職員は、教育委員会(宗岡第二公民館)、市長部局(福祉作業所・障がい者福祉センター・児童センター・コミュニティーセンター等)の併任とし、それぞれの機能について専門性あるサービスを充実すると共に、互いに協力・連携してあらゆる事業と市民活動支援に取り組むことにより、縦割りを排し、バリアフリー(障壁の無い)社会を市民と共に創っていく体制への変革を求めました。
 また、組織上、障害者福祉センターは福祉課、児童センター及び家庭児童相談室は子育て支援課に所属することになるため、障がい者プラン・子育ていろはプランを含む、新たな施策の展開も期待されます。
 従来から、障害者の雇用と社会参加の拡大について提言してきたところですが、1階食堂と調理室についても障害者団体の方々と活用について話し合いがなされているということです。
 以前視察した、佐世保市ふれあいセンターには、子ども発達センター・男女共同参画推進センター・障害者生活支援センター・ボランティアセンター・市民情報交流室があり、喫茶店では精神障害者の方々が生き生きと働いていました。
 今後は、市民委員会のスペース252、子育てサークルの保育スペースを始め、市民提案で環境基本計画に盛り込まれた(仮称)エココミュニティー広場など、様々な市民活動の拠点として、赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる人びとが集い・交わり・憩える「市民まちづくりセンター」に育てていくことを提案します。
(2002年2月)
市民総合センター 総合センター内にできた市民委員会のスペース252
障害者団体が運営する喫茶店『おおぞら』
(02年4月オープン)

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