交番相談員が柳瀬川駅前交番・志木駅北口交番に配置されました
 埼玉県は、警察官1人当たりの負担人口が777人(1998年度)と、全国一多くなっています(全国平均553人)。しかしながら、警察官については警察法に基づき政令定数が定められており、増員は困難です。
 交番相談員制度は、全国的な警察官不足を補うために警察庁により考案され、埼玉県では1993年度から99年度まで交番257箇所中、101箇所に交番相談員を配置してきました。
 交番相談員は県の非常勤特別職で、月曜から金曜の午前9時から午後4時まで交番に常駐し、自転車・バイク等の被害届、遺失物・拾得物届、地理案内、困り事、意見・要望への対応、警察官への速やかな連絡等を行います。
 1997年度、宗岡地区のふれあい110番の家と志木二小PTA・志木四小もくせい会・志木二中PTA・志木ニュータウン連合町内会が朝霞警察署に「交番不在解消を求める要望書」を提出し、平成10年度朝霞警察署管内(朝霞・和光・志木)では初めて、和光南口交番といろは橋交番に交番相談員が配置されました。
 志木二小PTA・志木四小もくせい会・志木二中PTA・志木ニュータウン連合町内会では、引き続き昨年11月25日に朝霞警察署長に要望書を提出、志木市からの要請を求める要望書を志木市長宛に提出しました。
 3月24日、朝霞警察署より「柳瀬川駅前交番、志木駅北口交番に4月1日から交番相談員が配置されることが決まりました。」との連絡をいただきました。これで、志木市内の3交番全てに配置されたことになり、大変ありがたいことです。
 東の森弐番街の山本嘉男さんは、「駅前で少年たちがけんかしていて、交番に誰もいないので止めることが出来なかった。」と無念さを語り、車椅子の平澤佳奈さんは、「不在時の連絡用電話があるけれど、車椅子では手が届かず使えない。危険があっても車椅子では逃げられずとても不安。」と、朝霞警察署に行って訴えました。そんな皆さんの声と、地域ぐるみの働きかけが実りました。
 志木市内では、地域で子どもを育てる会(宗小・宗三小・宗二中地域)、ふれあい110番の家(宗二小・宗四小・宗中地域、志木小地域)と、子どもたちの安全を地域ぐるみで守る助け合い活動があります。また、志木四小もくせい会では長年放課後のパトロールを続けています。
 交番相談員と連携し、さらに地域の中でも声を掛け合い、学校・PTA・地域住民の輪の中で、子どもたちを育てていきましょう。
(1999年4月)

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