市民プール条例を廃止する条例について
 12月議会に「市民プール条例を廃止する条例」が市長から提案されました。

 現在柏町にある市民プールについては、建設後44年を経過しており、プール槽の下に剥離が生じて危険な状況にあり、1600万円かけて改修しても2年しかもたない。駐車場・駐輪場も無く、利用者数も年々減少しており(年間4200から4400人程度)、小学校のプール開放によって代替案としていくということでした。
 ところが、総括質疑での論議の中で、市長から「市民プールについては市の立場としてはできれば残したい、あった方がいい。」との発言があったため、文教都市常任委員会では市長に出席を求め、市長が「総括質疑での論議を踏まえ、プールの必要性、プール用地を寄贈された善意を大事にしていかなければならないだろう。ただ、現時点で具体的にどうするのか、財源・跡地・市民への行政サービスのあり方・民間との役割分担等を煮詰めておらず、これらについては具体的に検討すべきではないかと考えている。」と発言したことを受け、2月議会までの継続審査とされました。
 しかしながら、私は、「市としての考え方が提出時と変わったのであれば、市長が条例を取り下げて、再検討すべきである。議員としての責任ある判断として、危険な公共施設についてはあくまでも廃止した上で、新たなプールの必要性については費用対効果はもとより、財源が捻出できるのか等々、厳に慎重を期すべきであろう。」との討論(概要)をし、「継続審査」には反対しました。

 皆様の御意見をお寄せ下さい。
(2002年12月)

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