減便された中野下引返場行バス路線2月1日から増便へ
 「1日16便だったバス路線が、11月16日から突然1便になってしまった。お年寄りが病院に行くのに困っている。」とのご意見をいただき、早速調べてみました。
 今回の措置は、「改正道路運送法」(2002.2.1)により、バス会社の判断で、路線変更・運行の増減便等が可能となったことに伴うものです。
 12月3日、柏町内会からの、住民アンケートに基づく増便要望を受けての、市長から国際興業株式会社への要望書提出の際、市民の要望としてご意見を伝えていただくとともに、私も本社乗合自動車部業務課長に申し入れました。
 天田「住民の方々は、1週間前にバス停の張り紙で初めて減便を知らされた。市も、『10月21日に本社から説明を受け、地元への広報を要請、11月5日に増便の要望書を提出、市広報に載せるいとまもなかった。』とのこと。
 民間事業者として採算性を考えざるを得ないとはいえ、社会全体に情報公開・説明責任が求められている今日、公共交通機関として早い段階で地域住民に対してお知らせし、少しでも要望を反映すべきではなかったか。地域住民、お客様あっての、バス会社ではないのか。」
 業務課長「会社として反省している。住民の方々のご意見を参考に、2月上旬を目途に1日4〜5便を増やしますので、是非、乗って下さい。」
 その後、12月9日付けで、市長に同様の回答がなされました。地域住民の方々の声と行動が、バス事業者を動かしました。


改正道路運送法のポイント

(1) 路線への新規参入の自由化
(2)運賃設定の自由化
(3)運行経路・区域からの撤退の自由化

※ (1)、(2)により、市民バスの検討も可能となった

1日1便に減便された時刻表

市民バス ご意見に対するご報告
 「市民バス検討にあたっては、新たなものを考えるのではなく、現在のふれあい号の形を変えたものにする、自己負担の導入など、財源を圧迫しないようにすべき。志木市は決して財政が豊かではないはず。」との真摯なご意見を8月にいただきました。
 早速、政策審議室にご意見を伝え、検討に反映されています。
 市民バスについては、駅や公共施設を結んで、誰もが利用でき、市民が育てていくことによって財政負担を軽減できるように、公募市民による市民バス導入検討委員会で検討されているということです。検討結果は3月までに市長に答申されます。
(2004年1月)

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