福岡での保育
 
TAMです。8月に1年ぶりのなんとも慌しい帰省をしてきました。 
少し時間が経ちましたが、福岡での保育見聞録です。 

8月7日から3日間、福岡市で「第31回全国保育団体合同研究集会」が開催されていました。 
7日は、オープニングの日で基調シンポジウムがあり、たまたま親戚の者がリ 
レートークと題する実践報告の中で発表をするというので、チョットのぞいてきました。 
会場は、福岡国際センターというコンサートやイベントをするような大きな所でしたが、1階席、2階席も人、人でぎっしり。 
まずは、その熱気にオドロキでした。 
たくさんの保育に関する団体が共催者として名を連ね、全国の都道府県ごとに受付があるほどで、3日間で延べ1万人の参加者見込みというのですから、大きな大会なんだなと思います。 
1時からの開会に3時近くにノコノコ出かけますと、「速報:Let's合研 あつ 
まっ種(タネ)」の2号というチラシが配られています。 
「全国からど〜んとなかまでやってきた!!」と当日集まった方の期待の声が満載の情報誌。ずごい機動力とまたまたオドロキ。 
「第31回」ということはもう31年も続いているんだ。 
神奈川、北海道、千葉、徳島、愛知・・・フランクフルトからも・・・来ているん 
だ。広島から125人で来たグループもあるんだ。 
などその1枚のチラシからも伝わってくる熱気と情報。 
保育者が中心と思いますが、自主交流会の案内には、「全国保育園父母の会交流会」「保育学生と語る会」などもありますから、本当にいろいろな方が参加されていたようです。 
2日目以降も松谷みよ子先生や灰谷健次郎先生等々多彩な方の講演は満載、各 
分科会も数も30以上でしたか、その規模の大きさが伺えます。 
また、大会期間中は、臨時保育所もあるので子連れ参加も安心のようでした。 
肝心のシンポの中身ですが、2、3歳児の次女と姪の遊び相手をしながら、ホールに流れるスピーカーで断片的に聞くという結果になりました。 
いくつかの実践報告は印象に残りました。 
過疎地で地域に保育所がゼロになってしまった。でも、住民の話し合いを重 
ね、再興したという話。 
都市部では考えられない程、親も生きることに精一杯という地域もあります。 
そんな地域の保育園実践から、子ども支援センターを立ち上げたという話。 
「朝ごはん食べた?」という声掛けにも重たいものがあります。(これは親戚の発表だったのですが。) 
子どもの発達保障という観点から見ると、障害をもつ子どもも親を含む生活支援も視野に入れていかざるを得ないのだという草の根の実践からの報告がいろいろ聞けました。 
少子化の時代という潮流で、新聞などから得られるマクロ的な情報に流されがちですが、子育て支援としての保育が、地域の事情、個別のニーズにどれだけ応えていけるものか、運営も保育者の給与もたくさんの制約のある中で、それぞれの地域が一緒懸命に道を探っているのだということが伝わって参りました。 

一方、福岡の保育事情は?と妹に尋ねてみますと、「最近の一番人気は"自然派保育"」泥んこ、ニワトリ放し飼い、有機食品の給食等々にチカラを 
入れているところは、数十人の待機者なんだとか。 
帰りの飛行機でチラリと見た週刊誌にも、「最近芸能人は有名幼稚園ではなく"自然派保育"へ」と記事を見かけました。何だ、同じ。 
合研で垣間見た保育について考えるというあの空気は、親のところまでにはなかなか伝わっていかないものなのだなとなんとなくもどかしさを覚えたことでした。 

 (TAM)
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