World Jazz Gallery PresentsWorld Jazz Tour navigated by Jessica Williams |
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Room #05
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Recorded on April 6, 1993 |
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1. Taking A Chance On Love
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現在(2005年5月時点)に至るまで50枚以上の作品 を世に送り出しているジェシカ・ウィリアムスだが、 所謂メジャーレーベルからのアルバムリリースは驚く 程少ない。とくに最近の作品の殆どは自身のウェブサ イトからの直接販売の形態が取られている。自己の作 品をファンのひとりひとりに確実に届けたいという気 持ちの表れではあるが、レコードの製作過程における 「制約」を嫌うジェシカらしい選択とも言える。 ジェシカのアルバムをリリースしている主なレーベル はCandido(英国)、Jazz Focus(カナダ)、MaxJazz(米 国)、そしてHep Jazz(スコットランド)の4つ。い ずれも気骨溢れる個性はマイナーレーベルである。こ の "The Next Step" はオールドジャズのファンには お馴染みのHep Jazzからの記念すべき第1弾というこ とになる。最近では、ジェシカがデューク・エリント ンに捧げたピアノソロ作品集 "I Let a Go Out of my Song" がこのレーベルからリリースされている。 今でこそ「現代ジャズシーンにおける最高のソロピア ニストのひとり」の地位を確立しているジェシカであ るが、ソロピアノに本格的に取り組んだのは意外と最 近のことである。おそらくは#04で紹介した Maybeck Recital Hall への出演(1992年)が契機になったもの と思われる。それから僅か1年余りで完全に自己のス タイルを確立してしまったことには驚かされる。 このCDは文字通りジェシカの "The Next Step" を 記録したものではあるが、後年の充実した音世界の構 築に向けての重要な第一歩でもある。 |
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Edited by Kazunori KONO, May/9th/2005
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