World Jazz Gallery PresentsWorld Jazz Tour navigated by Poncho Sanchez |
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Room #01
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Recorded at TTG Studios, Los Angels, |
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1. Poncho's Mambo
Poncho Sanchez : Congas
Brian Campbell : Engineer ※Poncho Sanchezはもう1枚 ほぼ同メンバーで "Straight Ahead"を発表している。これ ら2枚のLPから各4曲ずつ をセレクトした形で1枚のC Dとしてリリースされたのが "Gaviota" である。 |
アメリカ西海岸で20年以上に亘って真摯にラテンジャズ を追求し続けるPoncho Sanchez。「アフロ・キューバンジ ャズの伝統」を強く意識させる演奏スタイルからは想像が つかないが、実はメキシコ系アメリカ人である。 Poncho Sanchezは1951年にテキサス州のLoredoで11人兄 弟の末っ子として生まれた。4才の時にカリフォルニア州 Norwalkに一家で移り住んだ後はずっと西海岸で活動を続 けている。メキシコ系ではあるが、姉たちがラテン音楽と ダンスの愛好者であったことから、幼少期からキューバ音 楽に親しんでいたという。 Ponchoは最初ギターを手にするが、所属したバンドではボ ーカリストとして活躍する機会が増えていった。ちなみに Ponchoがラテン音楽とともに愛したのはR&B。現在の楽 器であるコンガはハイスクール入学後にプレーするように なった。1975年にCal Tjaderグループに登用されたことが 彼のキャリアにとって大きな転機をもたらすことになる。 ここで紹介する "Poncho" はPoncho SanchezがCal Tjader グループ在籍中の1979年に録音した記念すべき初リーダー アルバムである。Clare Fischer らのジャズプレイヤーを 含む「ラテン/ジャズ混成バンド」といった趣で、サウン ドも現在のConcord レーベルの一連の諸作で聴かれるよう なストレートアヘッドなラテンジャズにはなっていない。 しかしながら、3ホーン(トランペット、トロンボーン、 サックス)、3パーカッション(コンガ、ボンゴ、ティン バレス)にピアノとベースを加えた編成は現代に至るまで 一貫して守られている。Tjaderグループでコンガを叩きな がらも、着々と自己のバンドの方向性について着想を練っ ていたのではないだろうか。 Poncho Sanchezが現在のバンドを結成したのはTjaderがフ ィリピン楽旅中に急死した1982年のこと。だが、実質上の デビュー作となった "Sonando"(1983年リリース)の充実し た演奏を聴いていると、ふと、そんなことを考えてみたく もなる。 |
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Poncho Sanchez's website | ||||||
Edited by Kazunori KONO, Dec/28th/2003
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