World Jazz Gallery presents

Live Report from Rugby Stadium

since October 11th, 2003

ラグビーも音楽も生が一番! 試合観戦中にラグビー場で
感じたことを 「ライブ・レポート感覚」 にまとめてみました。

熱闘!関東大学ラグビー・リーグ戦 2011

日程&結果

- 2011.12.16 更新 -

週間情報

 

○第48回 大学選手権(1回戦)への期待

  12月18日(日) 帝京大学 vs 福岡工業 14:00 福岡レベスタ
            大東文化 vs 同志社大 12:00 花園ラグビー場
            明治大学 vs 関西学院 14:00 熊谷ラグビー場
            筑波大学 vs 東海大学 12:00 秩父宮ラグビー場
            早稲田大 vs 大阪体育 14:00 瑞穂ラグビー場
            立命館大 vs 関東学院 12:00 瑞穂ラグビー場
            天理大学 vs 法政大学 14:00 花園ラグビー場
            慶応義塾 vs 流通経済 14:00 秩父宮ラグビー場 
シーズン開幕当初は大学選手権でいったい何校が1回戦を突破できるだろうか?という
危機感が漂っていた今期のリーグ戦グループ。しかしながら、シーズンが深まるにつれ
て、チーム力を上げてきたチームが少なからずあったことが実感できました。例年にも
増して厳しい対戦が多い今期のリーグ戦G勢ですが、ひとつでも多くのチームがお正月
を国立で迎え、そして1チームが頂点にまで到達してくれることを期待したいものです。
少なくとも3校は1回戦を突破してくれるであろうという期待混じりの願望のもと、さ
さやかではありますが、各チームにエールを送りたいと思います。

○大東文化大学 vs 同志社大学

一昔前なら確実に黄金カードと呼ばれたであろう一戦。しかしながら、入替戦も経験す
るなど両チームの戦況は過去とかなり違ってきている昨今。でも、実は全8試合の中で
もっとも勝敗の予測が難しい、言い換えれば楽しみが多いのがこのカードだと思います。
大東大は関東学院を破ったかと思えば、拓大に完敗したりと、辛うじて4位に浮上した
ものの、けして安定した戦いぶりを示したとは言えませんでした。とくに、何故か後半
は別のチームになってしまう「後半失速病」は深刻。

ただ、そんな不安も確実に解消に向かいつつあります。過去の大型チームのイメージと
は違ってFWのパワー、BKのスピードとも不足気味ですが、ボールをタテヨコに自由
奔放かつダイナミックに動かす攻撃ラグビーが復活しつつあります。大東大でとくに期
待したい選手はFLのフィリペ・フィナウ。さほどサイズがないので怖さは感じさせな
い選手ですが、実はチームきってのファイティング・スピリット溢れる元気印満点の選
手。どうしても大きなNo.8テピタの方にマークが集中しがちなところを逆手に取り、思
う存分暴れ回って欲しい。U20代表のPR高橋の必殺タックルにも要注目です。

○筑波大学 vs 東海大学

緒戦ではなく、お正月以降に実現して欲しかったカード。でも、日本一に再チャレンジ
の東海大にとっては、最初から身の引き締まる相手と対戦できることを喜ぶべきだと思
います。SOのキックを中心とした手堅い攻めが多かった印象が強い今シーズンの東海
大ですが、この試合では阪本が司令塔に起用されたことで、BK展開を主体としたスピ
ーディでワイドなラグビーを観ることができそう。FWもどんどんライン参加してボー
ルを大きく動かして欲しいところ。相手に合わせたラグビーができる関東学院とは違っ
て、自分たちでペースを作っていくのが東海大の持ち味だと思います。

東海大は筑波が仕掛けて来るであろうFW中心のゆっくりとしたテンポのラグビーに巻
き込まれないこと。FW戦を挑まれたら熱くなってしまいがちな気持ちを抑え、むしろ
流経大戦の後半に見せたような、積極果敢にBKに展開するラグビーこそが東海大がも
っとも輝くスタイルだと思います。さて、東海大で活躍を期待したい選手はPRの「突
貫小僧」阿部。彼の意外性を持った位置取りからのライン参加が、筑波攻略の糸口にな
ったら面白い。また、No.8の安井にマークが集中しがちな分、FL石上の活躍の場が拡
がるのではないかと思います。

○立命館大学 vs 関東学院大学

過去3シーズン連続して優勝候補の対抗戦G所属チームと対戦し、初戦敗退の憂き目に
遭っていた関東学院。立命館のファンの方には失礼と思いつつも、ようやく初戦突破の
チャンス到来です。実は、この両校は後に日本代表で活躍した木曽一選手が主将を務め
ていた時代に対戦しています。そのときは、王者関東学院が苦戦を強いられたことをは
っきり覚えています。しかし、今の関東学院はむしろチャレンジャーの立場。シーズン
が始まる前は大学選手権出場も危ぶまれたチームだっただけに、この試合も昔のプライ
ドは関係なく積極果敢に攻めるラグビーを見せてくれるはずです。

おそらくこの試合も、関東学院はFWのタテ攻撃を交えながら、BKに展開して高い決
定力を誇るバックスリーに得点を委ねる形で試合に臨むものと思われます。また、ディ
フェンスではブレイクダウンでのターンオーバーから一気に得点を奪う瞬発力も見せて
くれるはず。緒戦のメンバーはBKの要であるCTB関口の欠場が残念ですが、ここは
ユーティリティプレーヤーの杉町の頑張りに期待したいところ。関東学院の注目選手は
何と言ってもリーグ戦Gのトライ王小林ですが、実はもう一人のWTB渡邊の決定力も
侮れない。この2人にFBの高を交えた高速トリオが縦横無尽にピッチを駆けめぐるよ
うなラグビーを観たいと思います。

○天理大学 vs 法政大学

昨シーズンよりさらにパワーアップし、優勝候補の一角に上り詰めた天理に対し、入替
戦は免れたものの、低迷状態からなかなか脱出できない法政。とくに、過去のチームか
らは信じがたいトライ欠乏症は深刻と言えそう。ということで、法政にとっては非常に
厳しい戦いを強いられることは間違いなさそうです。大東大が100点ゲームで敗れた
ことも記憶に新しい。でも、逆に言えば、ここは法政の意地の見せ所。過去、幾多の戦
いで劣勢を挽回してきたしぶとい法政の伝統は活きているはず。

天理でマークすべきはSO立川にハベアとバイフで組むCTBコンビを加えた大学屈指
のフロントスリー。でも、実は天理のアタックのリズムを作っているのは球捌きのいい
SH井上だと思います。法政としては、FWがセットで井上にプレッシャーをかけて超
強力トリオにいい形でボールが渡らないようにすることが肝要。関東リーグ戦で揉まれ
てきたFWの力を見せて欲しい。天理の出足の速いFWの機動力を封じる上でもここは
頑張るしかありません。法政の期待の選手は先輩達に臆することなく戦ってきたルーキ
ーのNo.8小池です。相手が相手だけに失点が増えるのはやむを得ないところ。でも、法
政もマイボールは確実にトライまで持って行くという「バスケットボールスタイル」の
ラグビーで応戦し、勝機を掴み取って欲しいと思います。

○慶應義塾大学 vs 流通経済大学

リーグ戦G初制覇を果たした流経大ですが、その喜びの余韻に浸っている余裕はありま
せん。大学日本一を目指した新たなチャレンジが始まるのがこの試合。しかも相手は流
経大が苦手とする?対抗戦の伝統校のひとつ慶應です。とはいっても、流経大はリーグ
戦Gの覇者である以上、もう過剰な意識を持つ必要はありません。自分たちが信じてや
ってきたことを思い切りやるだけです。過去の失敗事例からも明らかなように、普段や
っていない余所行きのラグビーをやることは新たな失敗のページを付け加えることにな
るだけだから。

伝統工芸の域に達しているドライビングモールや体格差を考えると、FW戦に拘りたい
流経大という図式が思い浮かびます。が、ここはやはりフェイズを重ねてBKに展開し
て取るラグビーを期待したい。一言で言えば、引き算のラグビーです。イシレリに3人、
小野寺に2人というように慶應が忠実に人数をかけてタックルしてくれたらしめたもの。
クラッシュせずにオフロードでパスを繋げば、低いタックルに遭っても数的な優位が作
れてしまうという目論見です。鹿田主将と辻、高森のトリオ+萩沢に両PRとFWでど
んどんボールを動かして欲しい。流経大の期待の選手は、ずばりWTBリリダム・ジョ
セファ。イシレリとは違ったタイプのオフロードの達人には慶應も戸惑うはず。さらに
成長した流経大の姿をノーサイドの瞬間に観ることができればいうことなしです。

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○2011シーズン1部−2部入替戦の結果

  12月11日(日)  ○中央大学 45-26 ●山梨学院  熊谷ラグビー場
             (1部7位)      (2部2位)
             ○拓殖大学 27-21 ●立正大学  熊谷ラグビー場
             (1部8位)       (2部1位)
中央vs山梨 中央vs山梨
拓大vs立正 拓大vs立正
12月11日に熊谷ラグビー場で行われた1−2部入替戦で、中央大と拓殖大が勝利を収め
両校とも1部リーグ残留となりました。この結果、関東リーグ戦グループはレギュラー
シーズンのすべての日程を終了。また、同じ日にユアテック仙台で開催された大学選手
権の関東第5代表決定戦で、法政が東北学院大学を破り選手権出場を決めました。この
結果、リーグ戦優勝の流経大から以下、東海大、関東学院、大東大、法政5位の法政ま
での5チームが来週から始まる大学チームの頂点に向けた戦いに挑むことになります。

さて、入替戦の第一試合は中央大と山梨学院の戦い。予想通りパワーに勝る中央大が山
梨学院を圧倒する形で試合を進めるものの、一時追い上げを許し、後半21分には12
点差(38−26)まで詰め寄られる思わぬ展開となります。大型選手を揃える中央大
を相手に、低いタックルで応戦し、また果敢にFW勝負を挑んだ山梨学院を讃えるべき
試合かも知れませんが、結局中央大は最後までチームを完成できなかった印象を拭えま
せん。山梨学院が立正大のようにテンポ良くBKに展開するラグビースタイルだったら
中央はもっと苦しめられた可能性もあります。来シーズンこそは、エース羽野を活かし
たアタッキングラグビーに活路を見いだして欲しいところ。

第二試合は予想通り実力伯仲の白熱した試合となりました。前半終了間際までは拓大が
大松らの個人能力の高さを活かして22−7と立正大を(スコアの上では)圧倒する展
開。しかしながら、自陣奥深くからでもキックを封印して継続し、またペナルティを得
たら速攻で徹底して攻める戦術を取った立正大も応戦。前半終了間際に1トライを挙げ
たのに勢いを得て、後半は波状攻撃を仕掛けて拓大を22−21と一点差まで追い詰め
ます。後半27分に拓大が大松の挙げたトライで追いすがる立正大を引き離しにかかる
ものの、GKが外れたことで後半10分余りを残してリードは6点というスリリングな
展開。逆転勝利で1部復帰を目指す立正大の猛攻をチーム一丸となった渾身のディフェ
ンスで拓大が耐え凌ぐという激しい攻防が続く中、拓大が逃げ切りに成功し1部残留も
決めました。

過去のイメージを完全に翻すような積極果敢に攻め続けた立正大に対し、6点差まで詰
め寄られても焦らずに集中力を切らすことなく戦い抜いた拓大。立正大に対しては戦術
面、拓大に対しては精神面のそれぞれの成長を感じさせた試合でした。とくに、双方と
もBKにボールをどんどん展開して動かし続けたラグビーは(ミスはあったものの)見
応えがありました。これが入替戦であるという事実を忘れさせてしまうくらいの好勝負
を演じた両チームの健闘を讃えたい思います。

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○2011シーズン1部−2部入替戦

  12月11日(日) 中央大学 vs 山梨学院 12:00 熊谷ラグビー場
           (1部7位) (2部2位)
            拓殖大学 vs 立正大学 14:00 熊谷ラグビー場
           (1部8位)  (2部1位)
大学選手権を前に行われるもうひとつの熱き戦い。今年こそ1部復帰の強い願いを込め
て戦う2チームが新たなドラマが生むことが出来るでしょうか。勝敗ももちろんのこと
ながら、1部と2部の力関係を探る意味でも興味深い戦いとなりそうです。

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○第10節(最終節)の試合結果

  11月27日(日)  ●大東文化 17 - 24 ○日本大学  秩父宮ラグビー場
             ●東海大学 17 - 24 ○流通経済  秩父宮ラグビー場
             ○関東学院 27 - 12 ●中央大学  熊谷ラグビー場
             ○法政大学 31 - 12 ●拓殖大学  法政大学グランド
大東vs日大 大東vs日大
東海vs流経 東海vs流経
リーグ戦最終節となる第10節で日大が大東大、流経大が東海大、関東学院が中央大、
法政が拓大をそれぞれ破り最終順位が確定しました。優勝は流経大で嬉しい初制覇達成、
以下、2位東海大、3位関東学院、4位大東大、5位法政、6位日大、7位中央大、8
位拓大という結果となり、流経大から大東大までの上位4チームが大学選手権出場を決
めたほか、法政も大学選手権出場をかけて東北・北海道地区代表との戦いに臨みます。
また、中央大と拓大は1部残留をかけて12月11日に熊谷ラグビー場で開催される入
替戦に出場。そして、日大は最終戦勝利で大東大、法政と3勝4敗で並んだものの、当
該校間の得失点差で及ばず、残念ながら一足早く終戦となりました。

この日、とくに注目を集めたのは直接対決で優勝が決まる試合となった流経大と東海大
の激突。悲願の初制覇が目前に迫った流経大に対し、東海大も関東学院に並ぶ5連覇達
成がかかっており予想通り激しい戦いとなりました。まず、リードを奪ったのはイシレ
リを核とした強力FWでじっくり攻めた流経大。得意のモールを有効に使った攻めが効
を奏し17分に先制、また、この日初先発のジョセファが28分にトライを追加して流
経大が幸先良く10点をリードします。東海大は序盤はFW戦にやや拘ったこともあり
得意のスピードに乗ったアタックの形に持ち込むことが出来ず、終了間際に挙げた1P
Gの3点のみで前半が終了しました。

後半もFWでじっくりの流経大ペースが続きます。序盤から中盤にかけては、東海大が
自陣ゴールを背にして流経大FWの圧力に耐え続ける苦しい展開に。粘り強いディフェ
ンスで耐え続けるものの、ついに17分にイシレリがトライを奪い17−3とリードを
拡げます。しかしながら、ここからがこの試合のハイライトとなりました。自陣22m
内からなかなか脱出できない東海大が、「自陣からも蹴らずに果敢に継続」という開き
直りにも見えた作戦に転じます。最初は流経大のDF陣の分厚い壁にはね返されていた
ものの、31分に遂にDF網の突破に成功。ここで試合の流れは完全に東海大に傾きま
す。終幕が近づいた38分には遂に東海大が17−17と追いつき、観客席は興奮の坩
堝に。流経大の初制覇に向けたチャレンジもここまでかと思われました。

しかし終了間際の数分間にさらなるハイライトが待っていました。このまま引き分けで
は終われない流経大が執念を見せます。東海大のミスに乗じて粘り強く継続し、じわじ
わと東海大陣内に向けて前進。さらに、東海大の反則から速攻で攻め、細かくボールを
繋ぎボールは、この日、初先発初トライを挙げたジョセファに渡ります。ジョセファは
左タッチライン際を快走し、22mラインを越えたところで絶妙な柔らかいラストパス
をFB小澤に渡します。インジュリータイムに入ったところで流経大が辛くも勝利を掴
むと同時に、念願の初制覇も手にしました。1997シーズンに流経大の1部昇格初勝
利を観てから、その後の躍進でいずれこの日がくることを予想しつつも、実際にその瞬
間も観ることができたことには感慨深いものがあります。自分たちの強いところでの勝
負に徹しきることができたひと皮むけた流経大の姿がそこにはありました。

「一大決戦」の前に行われた大東大と日大の試合も大学選手権出場のための順位争いが
絡む試合だったこともあり、大接戦となりました。FW中心でキックを使いながら手堅
く攻める大東大に対し、No.8タカウとSH小川の強力な8−9コンビを中心にBK展開
で攻める日大と両チームの持ち味が活きたせめぎ合いは見応え十分。前半は両チーム1
トライずつを挙げて5−5のタイ。後半は大東大が先行したものの、日大が小川が卓越
したステップワークでトライを奪ってから連続2トライを奪って24−10と逆転に成
功。日大は残り10分に大学選手権出場に向けての全エネルギーを集中させてアタック
を試みます。最終的には大東大が7点を返して日大の大学選手権出場の夢は潰えました
が、積極果敢なアタック以外にも低いタックルで日大が魅せてくれました。この日のメ
ンバーで来シーズン抜けるのはタカウのみの日大は、来シーズンはさらに楽しみなチー
ムへと成長を遂げそうです。

熊谷ラグビー場の関東学院は中央大の抵抗に遭いながらも、確実に勝利を収め3位が確
定。敗れた中央大は7位となり1部残留をかけて入替戦に臨むことになりました。ただ、
敗れたとは言え、戦力的には上位に食い込む力は十分にあると感じさせるものがあるだ
けに、チームの仕上がりが遅れたことが惜しまれます。法政は後半に一時リードを許す
など、入替戦回避を目指す拓大に苦しめられたものの、終盤に底力を見せてトライを重
ね圧勝。この結果法政の5位と拓大8位が確定し、法政は大学選手権の関東第5代表決
定戦、拓大は入替戦にそれぞれ臨むことになりました。

今シーズンのリーグ戦Gは上位校と下位校の間の実力差が縮まったことから、予想通り
拮抗した戦いが増える結果となりました。最多得点が52点(関東学院が拓大相手に挙
げた得点)という数字からもそのことは裏付けられます。このこと自体は歓迎すべきで
すが、上位校が戦力ダウン傾向にあったことも否定できません。ただ、逆に言えば、下
位校にも上位浮上へのチャンスが拡がっているとも言えます。来シーズンは実力伯仲の
拮抗した戦いがレベルアップに繋がるような形で展開されればと願っています。各校の
戦いはまだまだ続きますが、チームの関係者のみなさま、本当にご苦労様でした。

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○第10節の試合予定&みどころ

 11月27日(日) 大東文化 vs 日本大学 12:00 秩父宮ラグビー場
           東海大学 vs 流通経済 14:00 秩父宮ラグビー場
           関東学院 vs 中央大学 14:00 熊谷ラグビー場
           法政大学 vs 拓殖大学 14:00 法政大学グランド
いろいろなドラマが生まれた「2011劇場」もいよいよ残り1節となりました。1位
から8位までのすべての順位がこの1日で決まります。注目カードは何と言っても優勝
のかかった東海大と流経大の激突。文字通りファイナルとなるこの戦いは、リーグ戦グ
ループの新時代の幕開けを象徴すると言っていいかもしれません。もちろん、大学選手
権出場、さもなくば入替戦という下位グループの争いも昨シーズン同様に熾烈を極める
状況となっています。残り1試合、チームの勝利をさることながら、選手のみなさんも
最高のパフォーマンスを示して締めくくりとして欲しいところです。

○大東文化大学 vs 日本大学

上位グループ入り残り1議席がかかったこの試合も注目カード。昨シーズン、大東大に
敗れたことで大学選手権出場を逃した日大にとって、そのリベンジを賭けた戦いとなり
ます。FWのスクラムに課題がある日大ですが、SH小川を起点としたBKのアタック
は下地らの復帰もあり、厚みを増しつつあります。一方の大東大も大学選手権出場をほ
ぼ手中にしているとはいえ、後半失速病を完全に克服して優秀の美を飾りたいところ。
かつてのこのカードは大型選手同士による肉弾戦となることが多かったのですが、FW
がやや小型化している現在も本質は変わらないと思います。とはいっても、BKで取り
たいのはどちらも同じだけに、ブレイクダウンでの攻防を制した方に勝利の女神が微笑
むことになりそうです。

○東海大学 vs 流通経済大学

1997シーズンの1部昇格から流経大の戦いを、そして2000シーズンの1部復帰
から東海大の戦いを注目してきた1ファンとして、この日が来たことを大変嬉しく思い
ます。いずれ「流経東海時代」が来るとは思っていたものの、ちょっと時間がかかって
しまった感はありますが、リーグ戦Gに新たな1ページを刻むような試合を期待したい。
とくに悲願の初優勝がかかった流経大は気合い十分でこの戦いに臨むことと思いますが、
それが空回りに終わらないことを祈るのみです。「普段自分たちが取り組んでいること
を思いっきりやるだけ。」という自然体の戦いを見せて欲しい。一方の東海大も5連覇
がかかっています。今や立場は完全に逆転していますが、東海大にとって流経大が難敵
であることは変わっていないと思います。FW中心でじっくり攻める流経大に対し、ス
ピーディにオープンに展開してワイドに攻めたい東海大。強力FW同士による(自分た
ちのリズムで優位に試合を運ぶための)主導権争いが見どころになりそうです。

○関東学院大学 vs 中央大学

途中での躓き(大東大戦での敗戦)はあったものの、3強の一角として優勝争いに絡む
までにチーム力を上げてきた関東学院。優勝戦線からの離脱は残念ですが、この試合で
チームを熟成させ、大学選手権(での勝利)に向けて弾みを付けたいところ。決定力が
高い両WTBに加え、スタメン復帰を果たしたFB高の活躍に注目したいと思います。
結局、今シーズンも(選手は揃っているにもかかわらず)不完全燃焼に終わりそうな中
央大。ここまでの6試合で挙げたトライがリーグ最小の11トライという寂しい結果に
なっていて、しかもエース羽野がノートライという状況は想定外。取るべき人が取ると
いう理想的な形で何とかチームを完成に導いて欲しいところです。

法政大学 vs 拓殖大学

反転攻勢が期待された今シーズンの法政ですが、この試合に敗れると2シーズン連続の
入替戦出場となってしまいます。爆発できていないという意味では法政も中央と同じ。
ここまで挙げたトライは僅か12トライで、しかもBKで挙げたものは少ないと「らし
くない戦い」が続いています。相手は真っ向からBK勝負を挑んでくる拓大だけに、こ
こは「元祖展開ラグビーの法政」の意地を見せたいところ。BKのメンバーがかなり入
れ替わった法政ですが、この試合が文字通りファイナルとなるのかどうか?に注目です。
拓大は久々のスタメン復帰となったエースの大松に大暴れを期待したいところ。法政の
お株を奪うようなランニングラグビーで入替戦回避を果たすためにも、小粒ながらピリ
リと辛いFWの活躍がカギを握ります。両チームとも、とにかくミスを少なくすること
が入替戦回避に向けての合い言葉になりそうです。

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2010シーズン(平成22年度)の観戦記録 2009シーズン(平成21年度)の観戦記録
2008シーズン(平成20年度)の観戦記録 2007シーズン(平成19年度)の観戦記録
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2004シーズン(平成16年度)の観戦記録 2003シーズン(平成15年度)の観戦記録

プレイ・バック1997−2002


過去6シーズンに観戦したリーグ戦グループの試合記録です。
入替戦を含む180試合のうち80試合について観戦記録をプレ
イバックしました。観戦していない試合についても公式記録を載
せています。トップリーグや日本代表チームで活躍している選手
達の名前がたくさん見いだされることに、改めて驚かされます。

1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年

ラグビーの試合における得点経過をわかりやすく表示する方法を考案しました。
ラグビー版スコアボードについて

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