ソット・ヴォーチェ



あこがれの“ジョルジオ・アルマ−ニ”
2005年、アルマ−ニの新作イブニングドレスのコレクションを見た。
“アルマ−ニ”と言えば、超高級紳士服のデザイナ−というイメ−ジが大きいが、他の有名デザイナ−と同じく、ジャンルを広げ、もはや、レディスやカジュアル.香水.バッグ.シュ−ズ.小物(ネクタイ.スカ−フ等)まで揃う「アルマ−ニ王国」である。
私は、頑固に「大人のス−ツやドレスじゃないとアルマ−ニの値打ちが無い!」と思っている。アカデミ−賞の受賞式で女優さん達が纏うドレス、スポ−ツ選手がOFFに纏っているダンディなス−ツ(近年、世界的なサッカ−選手が着用していることが多い)が、アルマ−ニであって欲しいのだ!
一時期、話題になった“ホリエモン”氏。あの方が着ていた黒のTシャツ..あれが“アルマ−ニ”と報道された。とてもガッカリした。(アルマ−ニはカジュアル部門なんかに手を広げて欲しくなかった!)Tシャツでは、彼のデザインセンスを発揮できないではないか!
ともあれ、私の敬愛する“優雅で知的なアルマ−ニ”が表現されていた、今回のコレクションには大満足で、2日間、通ってしまった。
 (新宿.伊勢丹にて。携帯電話のカメラで撮った写真。ボヤけていてごめんなさい!)

☆アルマ−ニのコレクションは全て、オ−トクチュ−ル。モデル(マネキン)が着ているものは購入できない。お気に入りを指定すると、個々の寸法に合わせて、同一のドレスを作ってくれるのだ。
しかも各一着ずつしか作らないのが“オ−トクチュ−ル”.世界で一着しかないドレスであるから、『!!?』の値がする訳。一生に一度は、アルマ−ニのオ−トクチュ−ルを着て歌いたいもの!..(テレビでもおなじみの、デビ−夫人なら買えるだろうな〜?)
私はまた、目の保養と、いいデザインをパクらせて(?)頂くことで自分を納得させた。もしかして、あこがれていたものを手に入れることより“あこがれ”の心を失わないことが難しいのかも知れない。「もう、いいか」..と思う日が来ないような生き方をしたい!


【ジョルジオ・アルマ−ニ.プロフィ−ル】

GIORGIO ARMANI.イタリアファッションデザイナ−を代表するひとり。
1934年7月11日.イタリア生まれ。医学を志していたが、兵役を経た後、リナシェンテ(イタリアの有名デパ−ト)に勤務。紳士服を手がけたことを機に、この世界に入る。
1975年.“ジョルジオ・アルマ−ニ”社を設立。
  *日本では、原宿“キャット・ストリ−ト”にアルマ−ニのビルがある*