音楽ゆかりの地をゆく



ブルー・ノート Blue Note その由来
ジャズクラブの店名であり、日本にも支店があるという。ニュ−ヨ−クの店内は、店名のとおりダ−クブル−のインテリアで統一され、広くはないが、シックな雰囲気である。
私は外観に感激!なんと屋根の形がグランドピアノになっているのだ。
支店はどうなっているのか、興味深い。 さて、この英語..単純に「青い音符」って訳してもいいでしょうが、実は、他に意味がある。 ジャズをジャズたらしめている音楽的要素に「ブル−ノ−ト」という音階があるという。 それぞれの民族には特有の音階があり、それはもう、遺伝子に刷り込まれていると言っていいほど、身にしみついたものであるらしい。西洋人は「ド」の音を聞くと「ドレミファソラシド」と歌う。これはクラッシク音楽の基礎でもあり西洋音楽はここから発展したのだ。だが、アフリカの黒人は全く違う旋律を、身体の中に持っているらしい。かつて、白人の奴隷としてアフリカ大陸から連れてこられた黒人に「ド」の音を与えると「ドミ♭ファソシ♭ド」と歌おうとし、白人が聞いたことのない妙な音階だった。しかし、どことなくブル−で面白いサウンドではないか...調べてみると、ブル−ノ−トという音階であったという。
ジャズでは、このアフリカ民族の旋律を「ブル−ノ−ト・スケ−ル」と名付けて、積極的に取り入れてきた。これを演奏の中に用いると、独特の哀愁とおもしろさを帯びたサウンドが得られるらしい。(ブル−スの基礎でもある)
そんな訳で、ブル−ノ−トに行ったおかげで私も、色々学びました。..(いつか役に立つのかなぁ?)