音楽ゆかりの地をゆく



歌で訪ねるスペイン三都市 
・バレンシア
米の生産地であるバレンシア地方は、魚貝類のリゾットやおなじみのパエーリアの本場そしてバレンシアオレンジ…ここでは食文化を満喫!
♪バレンシア、そこは花の土地、光と愛の土地、バレンシア、おまえの女たちはみんなバラの花の色、バレンシア、オレンジが薫る土地…♪

・グラナダ
スペインのイスラム王国最後の城アルハンブラ宮殿は、もとより今も変わらず多くのイスラム建築が残されており哀愁漂う神秘的な町である。スペインの国民的詩人ロルカはこの町を「瞑想と空想のための町」と呼んだという。
夜、町を散策していて時計台時報を聞いた。何と文字通りあの名曲「グラナダ」の旋律だ。感激!グラナダ大学の学生が歌ったこの歌も忘れられない。


グラナダ大学生バンド

・セビリヤ
「カルメン」「ドンファン」「セビリヤの理髪師」etc数々の名オペラの舞台となった町、アンダルシア最大の都市“セビリヤ”は声楽家として、その響きを聞いただけで胸が高鳴る。その地を踏んでいるだけで幸福だった私である。
フラメンコ、闘牛、春祭りの町、またキリスト教とイスラム教との出会いが生んだエキゾチックなムード…「セビリヤを見ずしてマラビー(すばらしさ)を知らず」と言われるほど魅カの尽きない町。


セビリヤの理髪店前

('99,5月末〜6月スペインにて充電)