やくつく2003劇場

 ここでは、11月20日に発売された「プロ野球チームをつくろう!2003」のプレイ日記を載せることにしました。

 選んだチームは千葉ロッテマリーンズ。何故、西武じゃないかといいますと、 西武だと初めののチーム編成で思い入れのある選手がほとんど取れないので・・・

 とりあえず、チームが日本一になるまでは書きたいと思います。

 (以下、人物名敬称略)


 1年目
 1年目ということで、監督と野手コーチ、投手コーチ、二軍監督を選びます。

 監督には、親分こと大沢 啓二。投手コーチは来年から中日の投手コーチになる森 繁和。野手コーチには、昔、 西武でも打撃コーチを務めていた谷沢 健一に決定。なんか、微妙に西武よりに偏ってます(笑)

 そして、今作から登場する二軍監督には元阪神の湯舟 敏郎を選びました。

 その後、つくろう選手の作成に入ります。このつくろう選手は後々チームの中心選手として活躍してくれるので重要です。 今回は左の先発投手を作成しました。名前は天宮 貴志と名づけました。取りあえず、先発ロー手の一角を任せる予定。

 次に秘書さんが選んだ新戦力の選手達を選択。この選手達は「攻撃力重視」「機動力重視」 「守備力重視」の3タイプに分かれてまして、私は「攻撃力重視」を選択。しかし、この選手達は結局二軍レベル。 使える選手は一人も居ませんでした。(まあ、枯れ木も山の賑わいということで居ないよりはマシですが)

 そして、現チームから契約する選手を選びます。下は今回、選んだ選手のリストです。
投手 野手
シコースキー
清水 直行
加藤 康介
川井 貴志
小林 宏之
渡辺 俊介
長崎 伸一
神田 義英
戸部 浩
天宮 貴志(つくろう選手)
<捕手>
  里崎 智也

<内野手>
  福浦 和也
  小坂 誠
  フェルナンデス
  渡辺 正人
  西岡 剛

<外野手>
  サブロー
  喜多 隆志
  伊与田 一範
 予算が7億円ちょっとしかなかったため、主力選手を全員獲得とはいきませんでした。野手の方は福浦、小坂、 フェルナンデスなど主力になる選手を確保できたものの、投手陣の方では、守護神の小林雅や先発ロー手の中心であるミンチー、 黒木知を逃がすことに・・・。
 取りあえず、小林雅の代わりのストッパーはシコースキーと小林宏の2人に任せ、 先発ローテは清水直−加藤−長崎−天宮−渡辺俊の5人でまわすことにしました。


 1年目はこのメンバーでスタート。戦力不足は否めませんが、そこは新外国人獲得やトレードなどで補うことにします。

 さてスタートした直後、早速トレードに動きます。外野手が弱いなと思った私は、伊与田を軸にしたトレードを画策。 取りあえず、戸部もつけて各球団を当たったのですが、「申し込むだけ無駄です。」とスカウトに言われる始末。
 ここで私は一計を案じ、「守備は超一流、打撃は二流」小坂を付けることに。 それでまた各球団を当たったところ、ホークスの川崎柴原でスカウトがOKしてくれました。 このトレードは見事成立。川崎を1番、柴原は3番にすえることに。

 新外国人の方にも逸材が・・・。スカウトが元中日で本塁打王にも輝いた大豊を発見。手早く交渉し、 6月には入団OKの返事をもらい、即入団。7番DHとして活躍してくれました。


 柴原川崎大豊らの加入によって打線は強化されたもののチームは最下位を独走。 やはり二桁失点が当たり前の弱小投手陣が足を引っ張っています。抑え、 中継ぎはそこそこなのですが、問題は先発陣。まともに相手打線と勝負できるのが清水直加藤だけではどうにもなりません。

 一年目は39勝99敗2引き分けのダントツの最下位で終了。 100敗しなかったのが唯一の救いでした。


 シーズン終了後、このどん底の状態から這い上がるため、ドラフト、FA等でいい選手(特に投手) を補強したいところですが・・・

 ドラフトでは、B級の外野手を一人獲得したものの、即戦力とは到底呼べず守備要員としてかろうじて使える程度。(それも、レギュラー以外の外野手がまったく守れないため)

 FAでは、先発ローテに入るような投手が欲しかったのですが、投手でFAしたのはタイガースの伊良部のみ。現時点で35歳でここ1,2年程度しか活躍できなそうだったのでパス。代わりといっては何ですが、ホークスの井口がFAしていましたので、契約金に2億提示して獲得。
 FA後行われた入団テストでも、中田というドラフトに引っかからなかった投手を獲得して、来季に向けての戦力補強を完了。2年目はなんとかAクラスに入りたいですねえ・・・。

 2年目
 昨年、FAで獲得した井口は3番・二塁で固定。これにより、 柴原川崎井口の元ホークストリオによる上位打線が完成。 4番、5番には福浦フェルナンデス。そして下位打線に大豊が控えるというなかなか厚みのある打線になりました。 これで、攻撃力では他球団に引けを取らなくなりました。

 しかし、最下位脱出、リーグ制覇を目標に動き出した矢先にアクシデントが起こります。なんと、 春季キャンプ中に正捕手の里崎が怪我で3ヶ月の戦線離脱。残る捕手は、 ゲーム開始時に秘書さんが選んでくれた二軍レベルの捕手が一人だけ。ただでさえ弱小の投手陣に負担をかけることになります。

 里崎抜きで始まったペナントレースですが、やはり、二軍レベルの捕手では荷が重いのか、投手陣がいいように打ち込まれます。 この捕手、リード、捕球も悪いのですが、特に悪いのは肩。なんと、一選手の一試合盗塁記録の更新に2度も貢献してしまいました。 一体、どのくらい走られていたのか、皆目見当がつきません。

 シーズン前半は、投手陣が打ち込まれて思うように勝てませんでしたが、7月、里崎が怪我から復帰するとチームも勝ちだして、 ようやく少し状況がよくなります。

 それと今作から、月ごとに月間MVPが発表されるようになったのですが、 このころになると我がマリーンズからも中継ぎの川井が4勝をあげて投手部門で、 野手部門では大豊がホームランを11本打って月間MVPを受賞しました。

 ところで、シーズンの結果ですが、里崎が戻ってきた後かなり追い上げたものの、シーズン前半の不調が響いて、 57勝82敗1引き分け2年連続最下位に終わりました。


 チームは2年連続最下位に終わったものの、個人成績では素晴らしい成績を残した選手がたくさん居ました。

 投手陣では加藤17勝をあげてライオンズの松坂と並んで最多勝を獲得。 防御率の方でも3.30で5位に入りました。 あとシコースキー30SPを稼いでランキング3位に入りました。

 野手陣では、大豊が本塁打36本で第3位、 DH部門のベストナインにも選ばれました。そして、 福浦井口がそれぞれゴールデングラブ賞の一塁手・二塁手部門に選ばれました。

 チームこそ去年と同じく最下位に終わったものの来年に期待が持てる成績でした。


 その来年のためにもしっかり補強をしたいものですが、 ドラフトでは三人獲得したものの契約金をケチった性で二人逃げられ、 一人しか入団してくれませんでした(泣)

 FAでは、なんと我がマリーンズから右のエース・清水直が宣言。今季はわずか2勝と振るいませんでしたが、 先発ローテの柱でチームには必要不可欠の存在。取りあえず、再契約金として1億8000万円を提示。 スカウトは「これなら悪い提示ではありません。あとは選手の移籍志望次第です」と言ってくれたので、 それを信じて結果を待ちます。

 他球団からはホークスのエース・斉藤和巳が宣言していたので、こちらも契約金1億8000万円を提示しました。

 結果は・・・斉藤和巳は入団してくれたものの、清水直には逃げられてしまいました(泣)これでは、 プラスマイナス0といったところでしょうか。

 FA後の入団テストで、今年前半の二の舞を避けるために捕手を一人獲得したところで補強は終了。 なんか補強になっていないような気がしますが・・・(泣)来年は是が非でも最下位を脱出しないと・・・

 3年目
 2年連続最下位という最悪な展開で迎えた3年目。知っている方も多いと思いますが、このゲーム、 5年目までに日本一にならないとゲームオーバーという厳しい条件があります。 今季を含めて後3年猶予があるのですが、そろそろ結果を出さないとやばいところです・・・

 さて、3年目になって、投手陣、野手陣ともに編成が若干変わりました。

 投手陣では、先発ローテにFAで抜けてしまった清水直の代わりに斎藤和己、 昨年フランス留学していた中田(1年目にテスト入団)が加入。中継ぎ陣強化のため、 先発ローテから渡辺俊を中継に回し、新外国人バティスタも獲得しました。そして、 ストッパーも衰えを見せ始めたシコースキーの代わりに小林宏を任命しました。

 野手陣のほうでは、昨年36本の本塁打を打ってランキング3位に入るなど、成長著しい大豊を5番に昇格させ、 打率は残すものの一発の魅力に乏しいクリンナップを強化しました。

 春季キャンプ中にまたもや里崎が怪我で戦線離脱。捕手だから怪我しやすいのか、 里崎自身が軟弱なのか・・・。しかし、今回は2週間という短期の離脱であったのと、 昨年テスト入団で捕手を一人取っていたのでたいしたダメージにはなりませんでした。

 そして、ペナントレースに突入。1年目、2年目と4月はひどい負け越しで、6位が定位置だったのですが、 今年は開幕6連勝という素晴らしいスタートを切りました。

 5月を五分五分で乗り切ると、6月には最後で上位にいたライオンズとブルーウェーブ(!?)を共に3タテして、 終了時にはなんと首位に浮上します。

 思いもかけず、首位に立った我がマリーンズ。前半戦を2位ライオンズと0.5ゲーム差の首位でターン。 「これは優勝できるのでは・・・」という期待を抱かしてくれます。

 しかし、後半戦に入ると、上位のライオンズ,ブルーウェーブ相手に勝ち越すことが出来ず、 下位チームに3タテを食らったりと思うように勝てなくなってきました。 こちらも選手のやる気を少しでも上げようとオーナー賞をかけたりしますが、成果がなかなか上がりません。

 それに追い討ちをかけるように、8月の中旬あたりから、 1番としてチームを引っ張ってきた柴原がスランプに陥ります。調整モードでなんとか調子を上げようとするものの、 スランプ前には3割を超えていた打率が9月に入った時点で2割8分を切ってしまいました。 この惨状に、ついに柴原の2軍落ちを決めざるを得ませんでした。

 9月まで何とか首位に喰らいついていたマリーンズですが、柴原の離脱もあって、首位ライオンズにマジック点灯を許してしまいます。

 マジック点灯後もしぶとく粘りますが、ついにライオンズのマジック1で地元での直接対決2連戦を迎えます。しかし、 ここで現実のマリーンズを彷彿させるような粘りで2連勝。地元での胴上げを阻止しますが、マリーンズの粘りもここまで。 その後、ライオンズが自力で優勝を決め、我がマリーンズは首位と3.5ゲーム差、 74勝63敗2分け2位でペナントレースを終了しました。

 個人成績の方では、投手陣では斉藤和巳16勝挙げて最多勝を獲得。 防御率も3.53で第5位にランクイン。 去年の最多勝投手・加藤14勝で最多勝ランキングは第3位でしたが、 防御率はチームトップの2.84。全体でも第3位でした。そして、 最多勝ランキングではつくろう選手の天宮12勝で5位に入り、 SP争いの方では小林宏31SPで第3位に入りました。

 野手の方では、チームの4番・福浦が打率.323で打撃成績第4位に入ると共に2年連続一塁手部門のゴールデングラブ賞を受賞。 他には井口二塁手のベストナインに選ばれました。


 オフシーズンに入って早々に、大沢監督らの任期を完了したということで、スタッフ交代を行うことになりました。

 新監督には広島・南海で活躍した外国人・ライトルを任命。投手コーチには一試合19奪三振の日本記録を持つフォークの達人・野田浩司を、 野手コーチには4番での連続試合出場記録を持つ石井浩郎、二軍監督にはダイエー・横浜でコーチを歴任した黒江透修を選びました。

 スタッフを再編成したところで次は補強に移るのですが、その前に人員整理。今年、途中で獲得したものの思うように成績を残せなかったバティスタを外国人枠を空けるために解雇。その後、マネージャーによると他球団に移ったらしいのですが、翌年以降、彼の姿を見ることはありませんでした(笑)

 ドラフトでは、1位にAランク外野手を獲得。今回は契約金をケチりませんでした(笑)そして2位には、 ロッテ・巨人で活躍したサウスポー・河本を獲得。我がチームに初めてストッパーらしいストッパーが入団してくれました。

 そしてFAでは、今年も我がチームから加藤長崎と二人の先発投手が宣言。今年こそ逃げられないように、 充分な再契約金を二人には提示しました。そして、他球団からはライオンズの許銘傑とファイターズの正田と交渉。 もし、加藤長崎に逃げられたときの先発ローテを埋める投手として獲得を目指します。

 その結果、加藤長崎は残留。そのうえ許銘傑正田の獲得にも成功するという最高の結果に。


 補強は新人二人獲得、FA選手二人獲得と今までで最高の補強が出来たのですが・・・スタッフの交代もあわせてだいぶ金を使い込んでしまいました。 (25億ほどあった資金が8億に減少)しかし、これで来年、念願の初優勝に向けての準備が整いました。

 4年目
 昨年2位に入り、意気上がる我がマリーンズ。FAでも正田という二人の先発投手を補強して、念願のリーグ制覇に向け4年目をスタートします。

 さて、上にも挙げたようにFAで正田という二人の先発投手を補強したことによって、先発投手が斎藤和己加藤天宮長崎中田正田と7人になってしまったので、トレードで整理して人数を減らすことにしました。

 さてトレードですが、サードを守っていたフェルナンデスに衰えが見え始めたので、若手のサードの獲得を念頭においてトレード相手を探します。そこで見つけたのがカープ栗原。彼を中心にトレードを模索した結果、渡辺俊中田長谷川栗原でトレードをすることに。監督に相談すると「我がチームの強さには相手も警戒していますが・・・」と言われ、嬉しいような悲しいような・・・。監督もOKしてくれたので、トレードを決行。見事トレードは成立し、先発投手の整理とサードの補強に成功しました。


 いよいよ、ペナントレースが開幕。斎藤和己加藤天宮正田にトレードで獲得した長谷川で先発ローテを回しますが(長崎はトレードした渡辺俊の代わりに中継ぎへ)、この先発投手陣がなかなか勝てません。なんと、4月では一番多く勝った投手が中継ぎの川井の2勝という有り様でした。

 しかし、5月,6月となるうちに斎藤和己長谷川を中心に先発投手陣が持ち直し、6月が終わったところでなんとか首位と6ゲーム差の3位につけます。

 ですが、ここから上位と差を詰めることが出来ません。上位チームとの直接対決ではなかなか勝ち越すことが出来ず、上手く勝ち越すことが出来ても、首位のライオンズが下位チーム相手に取りこぼすことが非常に少ないため、こちらが下位チーム相手にもたもたしている間にゲーム差を離されてしまいます。

 結局、バッファローズを交わして2位に浮上したものの、最後まで首位・ライオンズと並ぶことが出来ず、79勝60敗1引き分け2位で終了。

 個人成績では、投手では小林宏39SP最優秀救援投手、野手では福浦最高出塁率柴原最多安打のタイトルを獲得しました。


 オフシーズンでは、ドラフトで阪急で大活躍した外野手・蓑田浩二を自由獲得枠で獲得。我がチームで初めて、Sランク選手の獲得に成功しました。FAでは、スワローズの石川の獲得こそ失敗しますが、我がチームで宣言した喜多の引きとめには成功しました。

 さて、来年はいよいよ勝負の年。日本一に向け全力を尽くしたいところです。

 5年目
 ついに運命の5年目となりました。今年、日本一にならなければゲームオーバーとなってしまいます。

 日本一になるために、まずは手薄の中継ぎ陣を補強すべくトレードに動きます。極端の話、今年一年だけ働いてもらえばいいので、年齢にはこだわらず、力のあるセットアッパーを探します。そこで白羽の矢が立ったのはタイガースリガン。35歳ながら、制球力は抜群でまだまだ一軍で投げられる実力を持ってます。こちらからは去年からベンチ要員に回っていたフェルナンデスに二軍の投手一人でタイガースに打診したところ、見事に成立。リガンにはさっそく中継ぎ陣の一人として活躍してもらいます。


 ペナントレースがついに開幕。4月、5月は調子が上がらず、なかなか勝ち星を伸ばすことが出来ませんでしたが、6月に2位に浮上すると、7月には首位のライオンズを捉えます。

 8月に入ると、最初の首位攻防3連戦でライオンズに勝ち越し、ついに首位に立ちます。その後、ライオンズとの差を最大3ゲームまで離しますが、マリーンズが下位チーム相手に取りこぼしをしている間に追いつかれてしまいます。そして、8月2度目の首位攻防3連戦ではライオンズに負け越し、結局2位で9月を迎えることに・・・。

 9月、下位チーム相手に取りこぼしがないライオンズにジリジリとゲーム差を広げられてしまいますが、直接対決で何とか勝ち越し、ライオンズに喰らい尽きます。しかし、だんだんと残りゲーム数が減る中、首位に並ぶことが出来ないことに少しずつ焦りを感じます・・・そして、ついにライオンズにマジックが点灯してしまいます。ここにきて、今まで1000万円だったオーナー賞を4000万円にまで上げて、最後の望みにかけますが、最後の首位攻防戦でまさかの連敗・・・。これで我がチームの命運が尽きました。

 結局、シーズンが終わったときには75勝62敗3分けで首位ライオンズから5ゲーム引き離されての2位に終了。


 5年間で日本一になれなかった為、ここでゲームオーバー。私個人の感想としては、日本一になるのがここまで大変だとは思いませんでした。特に4,5年目になると相手球団(特にライオンズ)がすごく強くなっていたので、なかなか勝つことが出来ずに苦労しました。3年目あたりまでに優勝しないと5年で日本一は難しいかもしれませんね。いずれにしても、近いうちに必ずリベンジしたいと思います。