2003年12月議会 一般質問より                                                   

.子育て支援策について【提言】

(1)親子で集える場づくり

公民館・志木子育てネットワークが共催で毎月開催している「0ママ集まれ!」の参加が増えており、(月平均02年度28組→03年度40組)館・幸町地区に集える場の確保、子育てサポーターの育成が課題
【市長】空き店舗、公的施設の活用も含め、子育て中の親子が集える場所の整備を早急に検討したい。自主運営を目指し、子育て支援センターの「子育てサポーター養成講座」で更なる育成を図っていく。

(2)次世代育成支援行動計画の策定

【市長】質問の趣旨を踏まえて策定していく。


2.財団法人 志木市文化スポーツ振興公社の方向性について【提言】

公社職員2名が社会福祉協議会に研修派遣(2003年10月1日より3年間)された。
【市長】公社職員13名中、公社の事業縮小に伴い03年8月より1名を市に、2名を在宅介護支援センターなどの業務拡大に伴い人員不足の社会福祉協議会に研修派遣した。
 公社のあり方を根本から見直していく必要があり、将来的には市民団体等と連携し、全市民的なスポーツの振興をサポートする中心的拠点にしたいと考えている。
【天田】市長の答弁では、改革についての最終結論が見えない。公社がまとめた「志木市文化スポーツ振興公社の運営方法にかかわる検討委員会最終報告書」(03.5.13)には、「宴会業務の拡大」も入っているが、地域経済の活性化の観点からも、民間でできるところは民間に譲り、公社の機能を段階的に見直しながら、廃止も含めた見通しを持って実務的検討に入らなければ、「公社の職員が一生懸命業務の拡大に取り組んだのに、市の方向性が変わった。」ということがあってはならない。
【市長】職員の身分保障の問題もあり、市民活動サポート支援の拠点も視野の一つに入れてある。
【天田】現段階では市・公社職員・市民、いずれもNPOの拠点センター機能を担える実態ではない。市民活動サポート支援については、一定期間専門性ある外部団体に委託しながら育成していく必要があると考える。
以前検討された「社会福祉協議会との一体化」は不可能だが、一方、コミュニティ育成の総合的な機能が職員に求められている。段階を踏んだ検討を、助役をリーダーとして進めていくのか。
【助役】市・公社・社協を、総力としての市の財産としてどう進めていくか、検討していきたい。
【天田コメント】市長が就任時に示した「公社解散」について、今だはっきり方向性を示さないため、職員や市民の将来を考え、天田が改革を示唆する形となってしまった。


3.社会福祉法人 志木市社会福祉協議会について【提言】

今後の社会福祉における、地域福祉の拠点としての社会福祉協議会のあり方をどのように捉え、育成支援していくのか。
【市長】 社協が財政的に自立することが望ましいと考えている。そのためのマンパワーの充実、強化のため公社職員の派遣をお願いしたと伺っている。
【天田】 志木の社協は介護保険事業者として、民間事業者が担わないケースも担い、民間サービスの質向上にも寄与しつつ100%独立採算を保つなど、自主的な運営に頑張っている。支出の殆んどはマンパワー(人件費)であり、社会福祉の現状からして、完全な自立は困難。
【市長】 福祉には一定の行政支援は必要。ご指摘のような職員の交流もしていきたい。


4.道路交通政策について【提言】

(1)一方通行化構想と交通量調査のかかわり

生活道路一方通行化構想に関して、説明会の際、地域住民から交通量調査のデータを求められても、市長の考えにより2002年度から交通量調査の予算がつかず、職員は過去のデータで答えざるを得なかった。
 住民からは、「科学的な調査もせずに住民に諮るとは、行政の責任を果たしていない。志木市の職員はこの程度か。」との意見も出て、天田は大変つらい想いをした。

 (2) 科学的な根拠に基づく道路交通政策

【市長】 交通量調査は、3年に1度くらいは必要だろう。しかし、一方通行化構想と連動するものではない。一方通行化構想は、交通規制等の交通政策とは違うと捉えている。
※ 交通量調査は、04年度予算化される見通し


.行政パートナーについて【提言】

(1)現状における評価と課題

【市長】職種によって研修期間の長短、また、一律に職員数の1.5倍の人数ということではなく、市民との協働業務がいいものについて取り入れ、結果的にローコストの自治体づくりに結びついていくように導入すべきだと思っている。将来的には保守点検等技術系の委託業務にも導入すべく、人材について調査等を行なっていきたい。

 (2) いろは遊学館案内業務のあり方

【教育長】 業務内容の見直しについて協議し、現在では市民・児童との暖かいコミュニケーションを図るためのコーディネーターとして、館内巡回を中心に、あいさつの徹底と利用マナーの指導等をお願いしている。


 6. 教育改革について【提言】

(1)学校長による教育課程編成のとりくみ状況と教育改革特区の今後の方向性

個々の子どもに応じた授業時間配分の工夫(モジュール型授業)、すべての子どもたちに対する個別指導・習熟度別なども含めた学習支援、教育相談・ソーシャルスキルトレーニング(社会性指導)等もとりいれた、各学校の計画実現のためには、指導体制充実が不可欠。魅力化事業としての学校裁量予算の枠を拡大しないと厳しいのではないか。
【教育長】 予算的な裏づけについては、努力をしていきたい。

(2)「いろはカッパ応援団」の実績と今後の方向性

【教育長】 2年間でクロール修得者が9割、平泳ぎ8割と、大幅に向上してきた。泳げるということは、人生の転機にもなると思う。今後も全ての児童が目標達成できるよう、各学校を応援していきたい。

 

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