志木駅東口第一種市街地再開発事業で障害者、高齢者等の要望に応え、当初予算内でペデストリアンデッキを延長しエレベーターに接続
鞄剣嵩S道が志木駅東口に駅ビルを建設することになり、改札から東武駅ビルを通り、ペデストリアンデッキを渡って再開発ビルから駅前広場へと通行するようになる予定です。
これにより軽減された財源を充て、柳瀬新河岸川通り線に当初の1カ所から2カ所目のデッキを接続し、階段とエレベーターを設置する方向で検討が進められています。
再開発ビル(施設建築物)にハートビル法の誘導的基準の認可降りる
1997年9月3日には、再開発ビルがハートビル法(高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律)の誘導的基準の認可を受けることができました。これによりテナントの丸井百貨店も含め、通路が1.8m以上確保される、殆どの階に障害者用トイレが設置される等の配慮がなされます。
高齢者、障害者等団体との意見交換会での意見や、団体以外の障害のある方々と度々事務所を訪ね、97年7月には東園自動車教習所(障害者も受け入れている)に職員とも共に行き、一緒に考えてきたことが反映されました。
再開発ビル1階70uの市公共スペースを障害者や市民の交流のための場に
1階公共スペースについては志木市型駅前保育ステーションという方向性が示されていましたが、12月議会で、決定に至った経緯、多額の経費がかかる、子どもたちにとって好ましい環境なのか、市内保育園との送迎をどうするか、保育の現場に携わる人たちの意見を聞くべきではないか等、1996年度から県補助事業として実施している熊谷市、越谷市の事例を紹介しながら間題点を指摘。
既に、社会福祉協議会のたんぽぽサービスで一時保育や保育園の送迎も行われている状況を踏まえ、公募の市民も参画している志木市児童育成計画策定委員会で現在議論が進められている児童育成計画(通称エンゼルプラン)の中で、志木市らしい暖かい子育て支援策を考えていってはどうかと提案しました。
同時に、障害者の就労の場としてのスペース利用が当初から望まれていることに対する検討も求めました。結果、保育ステーションは白紙に戻り、70uの利用内容は再検討されることになりました。
3月30日には市内障害者等8団体から、再開発ビル内への就労の場の確保等を求める要望書が提出されました。今後の検討に反映されるよう支援していきます。
(1998年5月)
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