志木駅・柳瀬川駅にエレベーター設置を
 柳瀬川駅へのエスカレーター設置(1999年)に車椅子の市民とともに取り組み、視覚・聴覚等多様な障がい者、ボランティア、工事・駅関係者、行政が一同に会した設置前の現場点検会を経て、誰もが利用し易いユニバーサルデザインの観点を反映できたのは、大きな成果であったと考えます。
 しかしながら、当時から「足が不自由な人にとっては下りの方が必要」とのご意見はいただいており、エレベーターが設置できないかも検討したのですが、柳瀬川駅はホームの幅が狭いため、構造上不可能とのことで、やむなく上りのみのエスカレーターとなったのです。
 近年は、高齢者やベビーカー利用の若いお母様方からのエレベーターへのご要望が多く、ここで改めて調べたところ、東武鉄道側から、費用をかければエレベーター設置も可能との案が市に示されていることがわかりました。
 一方、志木駅もホームに上りエスカレーター、駅前再開発時に東口ペデストリアンデッキにはエレベーター(2000年)が設置されていますが、ホームへのエレベーター設置が必要です。
 柳瀬川駅エスカレーター設置時は、総事業費1億8,000万円、市負担金3,000万円の1/2を県補助金でまかなうことができました。現在は交通バリアフリー法に基き、総事業費に対し国、市それぞれ1/3(市負担に対し県補助金1/2)の負担となり、志木駅については新座市との折半となります。
 厳しい財政状況ではありますが、加速する少子高齢化を踏まえ、第4次総合振興計画(2005年〜)に位置付け、計画的な整備を求めました。
 市長答弁では「志木駅については新座市とも連携を図りながら検討している。計画への位置付けはもとより、エレベーター設置の実現に向けて取り組んでいきたい。」とのことでした。(12月議会一般質問)
(2005年2月)
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