踏切の安全へ 警報ボタンが併設されました
 東武東上線柳瀬川駅に一番近い踏切で、3月4日、押ボタン式警報装置の設置作業が行われていました。
 当踏切については、車いすを利用している市民の方からのご指摘をきっかけに、ベビーカーや高齢者の利用も多く、今後西原特定土地区画整理事業によって一層通行が増えることが予想されることから、「誰もが安全に利用できるように」 との観点で、市・朝霞警察署・(株)東武鉄道に働きかけ、皆で取り組んできました。
 昨年1〜2月、3回の現地立会を行い、市職員・(株)東武鉄道の方々と共に、車いすで通ってみましたが、レールに車輪がはまってしまい、恐い体験をしました。
 既設の自動式警報装置 (赤外線により踏切内の障害物を検知し運転手に知らせる) には、自動車の立ち往生を察知する機能しかありません。2月6日ときわ台の踏切事故でもその問題点が明らかになる中、押しボタン式警報装置 (通行人等が押すことにより電車を停止させる) の併設を、2月26日の立会の際に(株)東武鉄道に要望しました。
 西武鉄道等では従来から押ボタン式を併設していますが東武鉄道では併設されていませんでした。
 5月15日、東武鉄道は計画的に併設していく方針を明らかにし、自動式警報装置を設置済みの踏切250ヶ所のうち25ヶ所に、今年度計6億円かけて押ボタン式警報装置を併設するとのことでした。
 6月議会一般質問では、市として東武鉄道改善対策協議会を通じて(株)東武鉄道に、市内踏切への押ボタン式警報装置の併設を要望することを求め、7月中に要望書が提出されていました。
 ご協力いただきました車いす利用の市民、視覚障害者六星の会、(株)東武鉄道、朝霞警察署、市関係者の皆様には心より感謝しています。
 尚、他2ヶ所の踏切には、従来から押ボタン式警報装置が設置されています。
(2008年3月)
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