身近な場所での介護予防を
第二福祉センター(柏町)で昨年6月から行われている介護予防事業(市が地域包括支援センター柏の杜に委託)を、2月12日に視察しました。
以前デイサービスで使われていたトレーニングマシン等、機能訓練のための器具を活用し、毎週火曜日午前10時から11時半まで、介護予防運動指導員・看護師のサポートで、十数人の高齢者がそれぞれの体力・身体機能に応じたメニューで、積極的に体を動かしています。
私も高齢者の方々に教えていただきながら体験してみましたが、運動の苦手な私でもこれなら出来ると実感。皆さん慣れてきて、自分で回数を数えながら次々とメニューをこなしています。譲り合い励ましあって和気あいあい、最後に皆で看護師さん手づくりの玄米入りダンベルを持って、歌に合わせて一緒に体操、とっても楽しいひと時でした。
「一時全く歩けなかったのに、休み休み駅まで歩けるようになった。こうなる前に、ならないようなこうした活動がとても大事、元気な方々に混じって気持ちまで明るくなる。」と、話される顔は輝いています。
また、「今は幸町の新座に近いところからここまで歩いてこられるが、将来は足が弱ったら来られない。幸町には何もないので。」 というお話しもうかがいました。
2〜3月議会での市長の施政方針演説では、「2008年度に西原特定土地区画整理区域内の多目的公共施設用地(約1200u)を、約3億円の予算を計上し土地開発公社から買い戻す。
健康増進と地域保健の機能を有する拠点施設と地域コミュニティの拠点となる施設の融合した複合的施設の建設について、建物等の建設費用については、西原特定土地区画整理組合の財政支援をいただくことを基本的な考え方とし、施設内容等を含め鋭意関係するみなさまとともに協議を進めていく」 ことが明らかにされました。
既に福祉センター(中宗岡)、第二福祉センター(柏町)では介護予防事業としてシニア体操やカッピー体操が行われており、遊・志木中宗岡(潟Eィズネット)、ブロン(社会福祉法人ルストホフ志木、本町)では特定高齢者の運動器の機能向上事業が行われています。
館地区では市民体育館、幸町地区では新たな拠点施設等を視野に入れ、高齢者が歩いていかれる身近な場所での介護予防事業の展開を求めていきます。
(2008年3月)
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