市場斜面林も借地
柳瀬川旧河川の景観を生かし中野保育園移転建設
市場斜面林(本町2丁目・市場坂上交差点際)については、昨年一部が伐採・開発されてしまいましたが、残る984uを借地する予定です。この辺りは、江戸時代から大正時代にかけて新河岸川舟運の河岸場(引又河岸のち志木河岸)として栄えた歴史的に貴重な場所です。
斜面林下の柳瀬川旧河川沿いの用地1,806uを今年度取得し、積年の課題であった中野保育園移転建設事業に市が着手します。今年度は土地の造成と基本設計及び実施設計、2000年度建設工事、01年度オープンの予定です。
市内の新河岸川旧河川が次々と開発され、貴重な歴史的景観と自然が喪失してきた中にあって、この柳瀬川旧河川は最後に残された場所でもあります。建設に際しては内水による水害の常習地である味場地区に隣接していることを考慮し、旧河川のもつ遊水機能と自然の景観を生かしながら、子どもたちが潤いと安らぎを体感できるよう、木造の建物とする計画です。
移転建設後は、0才児保育を初め、子育て支援センター機能を加え、子育てに関する相談・一時保育等を予定しており、志木市全体の総合的な子育て支援の拠点として期待されます。昨年、保健福祉常任委員会で視察した鳥栖市の新設保育園にて ・・・・・・ 天田「玄関から室内も全てフラット、バリアフリーですね。O才児の保育室の隣に調乳室、機能的ですね。」 保育者「私たち現場の声が反映され、とっても活動し易いです!」 ・・・・・・ のように、保育関係者はもちろん、家庭児童相談員などとも充分に意見交換しながら、より良いものを造っていくよう提言しました。
また、2階建にもかかわらず階段のみで、エレベーターを予定していないことがわかり、志木市では保健センター・公民館等不自由をおかけしている中、新たな建築物では誰もが安心して利用できるよう、埼玉県福祉のまちづくり条例の整備基準に沿った設計を要請しました。
(1999年4月)
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移転新築された『いろは保育園』(旧中野保育園) |
保育園の裏を流れる柳瀬川旧河川 |
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保育園前の『市場ふれあいの森』 |
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