財政健全化と市民パワーで輝く志木市を!
 7月1日に就任したばかりの長沼明市長が8月25日に財政非常事態宣言を出さなければならなかったことに、私は2005年度予算に反対したとはいえ、大変な責任を感じています。
 そもそも05年度当初に財政調整基金(市の貯金)を8億6000万円も取り崩さなければ予算が組めなかったのです。
 要因としては、国の三位一体改革に伴う大幅な地方交付税削減 (前年度比で 03年度 -33%、04年度 -22.5%)、微々たる税源移譲も、税収が増えれば交付税が削減されるという現在のシステムでは財政の安定化に反映されません。
 少子高齢化に伴う税収減、一方で扶助費(生活保護費、障がい者支援費、乳幼児医療費、就学援助等の福祉サービス費)は毎年約15%ずつ伸びています。加えて国民健康保険の医療給付費も毎年約2億円ずつ伸びており、税率改定を先延ばし、一般会計からの繰り入れでしのいできましたが、一般会計予算が組めない事態に陥り、一定の税率改定やむなしの状況です。
 9月議会では一般質問で財政健全化策について提言(2005年9月議会一般質問参照)、04年度決算に対する討論で今日に至る財政構造を検証しました(議会ホームページ参照)。
 一方で明るいきざしもあります。1人1日当たりのごみ量は03年度752グラムから04年度726グラムに削減されました。 (1)ごみになるものは断る (2)ごみを減らす (3)再使用する (4)再生して利用する を目標に事業系ごみの適正排出を事業所に働きかけた市職員、志木ニュータウン住民によるごみ問題専門委員会等の地道な努力が続けられています。
 また、防犯パトロール等の地域防犯活動に行政、市民が一体となって取り組んだ結果、05年の犯罪率 (人口1000人当たりの刑法犯罪認知件数)は前年比 -10.49%(減少率県内2位)、05年10月までの街頭犯罪 -47%(2位)、侵入盗 -44.6%(8位)、刑法犯総数 -42.5%(2位)となりました!
 財政は厳しくとも「志木市には市民がいる!」の意気込みで活動する市民には心強い限りです。財政健全化と市民パワーで、今こそ真の市民自治を創っていきましょう!
朝霞警察署管内自主防犯組織の状況 (06..10
区分 自治会数 結成数 組織率()
朝霞市 74 25 33.8
志木市 36 27 75.0
和光市 97 40 41.2
207 92 44.4 
(2006年2月)
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