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関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部(1997/10/25) 於:熊谷ラグビー場
<試合結果>
T G PG DG 得点 | 総得点 反則
法政大学 :前半: 3 0 0 0 15 |
:後半: 3 3 3 0 30 | 45 26
+-----------------+-------------------------------+-------------+
専修大学 :前半: 1 1 2 0 13 |
:後半: 2 2 0 0 14 | 27 22
◎出場メンバー
法政 : 1.杉浦 2.大西 3.笠井 4.大屋 5.内藤 6.山口 7.田口 8.崎尾
9.岡本 10.川合 11.浦部 12.濱渦 13.入江 14.松隈 15.前田
(リザーブ不明)
○交替 川合→内田(交代)、入江→今野(交代)
専修 : 1.池渕 2.弘中 3.池島 4.松坂 5.馬屋原 6.田上 7.菅藤 8.武石
9.伊藤 10.大宅 11.谷崎 12.肥後 13.作山 14.吉田尚 15.鈴木
(リザーブ不明)
○交替
レフリー : 中原(関東協会) タッチジャッジ : 不明
◎得点経過
法政大学 0 5 10 15 15
T T T
時間 0----+----1----+----2----+----3----+----4----+ 得点
G P P
専修大学 0 7 10 13 13
法政大学 15 18 21 28 31 38 45 45
P P G P G G
時間 0----+----1----+----2----+----3----+----4----+ 得点
G G
専修大学 13 20 27 27
※時間×10分,T=トライ(5点),G=トライ+ゴール(7点),P=PG(3点),D=DG(3点),x=PG失敗
◎得点者
法政:前半17分 岡本(T)
22分 岡本(T)
39分 崎尾(T)
後半 3分 濱渦(PG)
10分 濱渦(PG)
19分 田口(T)、濱渦(G)
22分 濱渦(PG)
29分 濱渦(T)、濱渦(G)
38分 笠井(T)、濱渦(G)
専修:前半13分 池渕(T)、伊藤(G)
25分 伊藤(PG)
33分 伊藤(PG)
後半 7分 伊藤(T)、伊藤(G)
33分 伊藤(T)、伊藤(G)
◎試合内容
[感想]
法政大が45−27(前半15−16)で専修大を破り3勝目を挙げた。一方の専修大は1
勝2敗で上位確保に黄信号が灯った。
結果的に大差がついてしまったものの、気迫のこもった好ゲームとなった第一試合
(日本大学 vs 流通経済大学)に比べると,両チームともミスが多く、ちょっとし
まらない試合となってしまった。法政大は噂通りのWTBまで素早く展開する魅力溢
れるラグビー。だが、二次攻撃まで効果的につながらない。一方の専修大は、法政
大にチャンスをたくさん貰いながらも今一つ波に乗れない。結果的に後半20分く
らいまでは取りつ取られつのシーソーゲーム(後半19分の時点で21−20で法政リー
ド)にはなったものの、両チームとも課題が多く残された試合だったと思う。
さて、上記のように今一歩冴えない両チームだったが,とくに専修大の方が重傷の
ように思われた。選手個人個人(長身ロック馬屋原のキックオフでの活躍は特筆も
の)はみんな頑張っているものの、チーム全体としてどのように戦っていこうとし
ているのかがさっぱり見えてこない。FWでいったかと思えばBKに展開してみた
りと、かなり場当たり的な感じがした。法政のモタモタぶりからして,コンセプト
さえしっかりしていれば勝てたかもしれない試合だった。
一方の法政大は、一次攻撃についてはほぼ満点。しかしながら、WTBまで回った後
が続かない(WTBが孤立してしまう)というちぐはぐな攻撃を最後まで修正できず
に終わったという感じ。日大のようにFWにボールを返して2次、3次攻撃で数的
有利を作り出してトライを狙うという攻撃をすれば、「苦戦」することはなかった
だろう。キックオフ直後のキレのいい攻撃を見た時には、これは法政の圧勝か、と
思われたくらいだった。
といいつつも、法政大の展開ラグビーは魅力十分。強力FWとの連携さえ上手く取
れれば十分優勝を狙えるチームだと思う。関東学院大を見ていないので正確性を欠
くが、法政大が次の流通経済大戦を取りこぼすようなことがなければ,リーグ戦グ
ループの優勝争いは関東学院大、日大と法政大の3チームに絞られたと見ていいだ
ろう。
さて、法政大と流通経済大の注目対決(11/2)だが、本日両チームを見たところで
は、流通経済大はスクラム、ラインアウトなどのFW戦に不安を抱えており、法政
大の優位は動かないと見た。 (1997年10月25日記)
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