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関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部(2000/09/24) 於:熊谷ラグビー場
<試合結果>
T G PG DG 得点 | 総得点 反則
流通経済大学:前半: 1 0 1 0 8 |
:後半: 2 2 2 0 20 | 28 26
+-----------------+-------------------------------+-------------+
専修大学 :前半: 0 0 0 0 0 |
:後半: 3 3 1 0 24 | 24 15
◎出場メンバー
流経 : 1.野本 2.岩岡 3.荒井 4.川井 5.和田 6.中西 7.横山 8.沼尻
9.藤井 10.加瀬 11.喜瀬 12.田中 13.徳永 14.森竹 15.土生
(16.川嶋 17.石原 18.伊藤 19.白幡 20.後藤 21.川端 22.堀籠)
○交替 1→16(後41分入替)、7→19(後43分入替)、5→18(後45分入替)
専修 : 1.山口 2.児玉 3.太田 4.西田 5.田山 6.菅藤 7.大杉 8.春田
9.田中 10.今崎 11.鈴木広 12.松井 13.植原 14.大宅 15.中川
(16.鈴木直 17.新川 18.米倉 19.川岳 20.森岡 21.白崎 22.原)
○交替 2→17(前32分交代)、11→22(後28分)
レフリー : 渡辺(関東協会) タッチジャッジ : 山田、高田
◎得点経過
流通経済大学 0 5 8 8
x T P x
時間 0----+----1----+----2----+----3----+----4----+ 得点
x
専修大学 0 0
流通経済大学 8 11 14 21 28 28
P P G x G
時間 0----+----1----+----2----+----3----+----4----+ 得点
G P G G
専修大学 0 7 10 17 24 24
※時間×10分,T=トライ(5点),G=トライ+ゴール(7点),P=PG(3点),D=DG(3点),x=PG失敗
◎得点者
流経:前半 8分 森竹(T)
26分 加瀬(PG)
後半 8分 加瀬(PG)
16分 加瀬(PG)
19分 沼尻(T)、加瀬(G)
38分 横山(T)、加瀬(G)
専修:後半 4分 松井(T)、植原(G)
10分 植原(PG)
14分 大宅(T)、植原(G)
41分 大宅(T)、植原(G)
◎得点パターン(参考) *流通経済大学のキックオフで試合開始
前半 8分 5- 0 (流経)専修G前連続攻撃から右オープンに展開し(14)右中間
トライ,(10)G失敗
26分 8- 0 (流経)正面やや右40m,(10)PG成功
後半 4分 8- 7 (専修)流経陣G前で得たPKから左オープンに展開し(12)がト
ライ,(13)G成功
8分 11- 7(流経)左中間20m,(10)PG成功
10分 11-10 (専修)左30m,(13)PG成功
13分 11-17 (専修)流経陣10ML付近中央で得たFK起点としてクイックで展開
(14)トライ,(10)G成功
16分 14-17(流経)右中間35m,(10)PG成功
19分 21-17 (流経)専修陣右G前ラインアウトからモールを形成してそのまま押し
込み(8)トライ,(10)G成功
38分 28-17 (流経)専修陣G前スクラム起点,連続攻撃から(10)→(7)と繋ぎ
トライ、(10)G成功
41分 28-24 (専修)流経陣G前で得たPKを起点としてクイックで展開,(14)
がトライ,(13)G成功
◎試合内容
1部昇格以後2年間で着実にチーム力を上げてきた流通経済大だが,BKのメン
バーがほとんど入れ替わった今シーズンはいかにしてチームを再構築していくか
が最大の課題となる。FWはリーグ戦Gでも屈指のサイズを誇るまでになったも
のの機動力の面では大きな疑問符が付く。ここ数年来,流通経済大のラグビーに
魅了され続けてきた1ファンとしては,SO加瀬のキックを主体とした「10人
ラグビー」に終始した本日の戦いぶりがあくまでも暫定的なものであることを祈
るのみである。
流通経済大のキックオフで始まった試合。そのボールを捕獲した専修FWが果敢
に縦に繋いで大きくゲインし、流通経済大に冷や汗をかかせた1プレーにすべて
が凝縮されていた。今年の専修は違うということが。サイズの面では流通経済大
に比べて見劣りする専修FWだが、ロックの田山主将を中心としてよくまとまっ
ている。1枚岩の専修FWのプレッシャーに流通経済大FWがたまらず反則を犯
す場面が数多く見られた。(流通経済大の反則数は26を数えた。)
対する流通経済大はひたすらSO加瀬のキックに頼る試合運び。太陽を背にした
前半だけでなく後半も相手ゴール前以外でオープンに展開する場面はまったくと
言っていい程なかった。BKメンバーのうち,加瀬とWTBの喜瀬以外は公式戦
初出場のため,あえてチャレンジを避けたのだろうか。あるいはFWの横への展
開力に不安があったのかも知れない。
今シーズンの専修は,というにはまだ早いかも知れないが,過去数年間でもっと
もまとまりのいいチームになっているのではないかと感じた。最後まで一丸とな
って前に出ようとする意欲が試合を大いに盛り上げていた。後半13分に一度は逆
転に成功し,また後半40分のWTB大宅のトライで4点差に迫った時点でも勢い
は完全に専修の方にあった。ただ、惜しむらくはもう少し流経FWを横に動かす
展開があってもよかったように思う。
戦国リーグで台風の目になることも予感させる専修の緒戦の戦いぶりを見て、今
シーズンの楽しみが確実にひとつ増えたという感じだ。
(2000年9月24日記)
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