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関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部(2003/11/15) 於:関東学院釜利谷グランド
<試合結果>
T G PG DG 得点 | 総得点 反則
関東学院大学:前半: 2 2 1 0 17 |
:後半: 6 2 0 0 34 | 51 7
+-----------------+-------------------------------+-------------+
東海大学 :前半: 0 0 0 0 0 |
:後半: 0 0 0 0 0 | 0 16
◎出場メンバー
関東 : 1.北川(喬) 2.山本 3.山村 4.堺田 5.犬飼 6.林 7.梅川 8.八木
9.小畑 10.田井中 11.水野 12.河津 13.霜村 14.北川(智) 15.有賀
(16.土肥 17.田中 18.三根 19.高安 20.大鰐 21.入江 22.大津留)
東海 : 1.倉田 2.大里 3.楢岡 4.豊田 5.湯井 6.梶村 7.湯浅 8.太田
9.吉田 10.小原 11.沼田 12.高倉 13.柴原 14.陳 15.三木(佳)
(16.満田 17.高 18.奥田 19.下村 20.百武 21.北村 22.姫野)
○交替 2→17(後21分入替), 7→20(後21分入替), 3→18(後25分入替),
15→22(後28分入替), 5→19(後28分入替)
●シンビン 7(後半1分)
レフリー :河野 (関東協会) タッチジャッジ : 大倉、三宅、服部
◎得点経過
関東学院大学 0 7 14 17 17
G G x P
時間 0----+----1----+----2----+----3----+----4----+ 得点
東海大学 0 0
関東学院大学 17 24 31 36 41 46 51 51
G G T T T T
時間 0----+----1----+----2----+----3----+----4----+ 得点
東海大学 0 0
※時間×10分,T=トライ(5点),G=トライ+ゴール(7点),P=PG(3点),D=DG(3点),x=PG失敗
◎得点者
関東:前半10分 有賀(T)、田井中(G)
24分 小畑(T)、田井中(G)
43分 田井中(PG)
後半 3分 八木(T)、田井中(G)
9分 山本(T)、田井中(G)
14分 有賀(T)
23分 八木(T)
32分 小畑(T)
38分 林 (T)
◎試合内容
[TV観戦(TVKテレビ)の感想]
昨年に続いて上位グループ入りをほぼ確実にしている東海大。はたして、関東
学院との力の差はどの程度まで縮まっているのか(いないのか)を見る上でも
大変興味深い対戦であった。が、強力FWのパワーを軸に全般にわたってゲー
ムを支配し続けた関東学院の圧勝に終わった。
降りしきる雨の中、早々とFWを中心としたシンプルなラグビーに切り替えた
関東学院に対し、「いろいろ試してみようと思ったが何ひとつさせてもらえな
かった」(試合後の木村監督の談話)東海大。気持ちばかりが前に出てプレー
に余裕がなく、闘志が空回りしてしまった感が強い。
東海大で一つ感じたのは、まだ自分たちがよりどころとする形(プレースタイ
ル)が出来上がっていないように見えること。FWとBKのバランスが良く、
組織的に動ける点は評価されていいと思うが、例えば日大のスクラムのような
相手に脅威を与えるものが少ない。自分たちの戦い方を固めつつある流経大に
一歩リードを許している感がある。この点は、さらに上を目指す上での課題と
言えるかもしれない。
関東学院は山村主将の復帰が一大ニュース。そして、BKの要である霜村も復
帰を果たし、法政との頂上決戦、さらには大学選手権への向けての陣容が整っ
た。とくに霜村の復帰はここ2試合(流経戦と中央戦)でやや精彩を欠いてい
た関東学院にとって明るい材料と言える。ハーフ団は小畑と田井中のコンビが
起用されたが、今後どうなっていくかが興味深い。個人的にはゴールキックの
安定度も含めて高安と入江のコンビに一日の長があるような気がするが、田井
中のロングキックとサイズを活かしたアタックも捨てがたい。いずれにしても、
他校の首脳陣にとっては何とも羨ましい陣容ではある。
個人的な感想として、関東学院はまだ本当の力を出していないように思う。出
させてもらっていないと言った方がより近いかもしれないが。FW偏重でもB
K頼みでもなく、かつどちらも非常にレベルが高い。今週末の法政との全勝対
決が本当に楽しみになってきた。
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