願 い(Wish)



 

思い 
『サロンコンサ−トの案内より』

この度、別紙のような内容でサロンコンサ−トを行うことになりましたので、ご案内させていただきます。〜表参道でお茶を〜のタイトルどおり、皆様を身近に感じて歌い、共にティ−タイムを過ごしたいと思っておりますので、皆様のご来聴を宜しくお願いいたします。 不況とは言え、この春も綺麗な桜を見ることができました。元気に歌い続けることもできます。私はこの幸せを感謝するとともに、少しは国際社会の役にたちたい!と思い続けていました。
連日流れるイラクの状況には、いつも心が重くなります。世界各地の難民のことも気になります。さりとて、危険や、過酷な環境の中に飛び込んでボランティア活動をしているような立派な人間にはなれません。「何かをしなくては!」と焦る日々でしたが遂に、自分にもできるNGOグル−プと出会いました。「カンボジアの子供たちに鉛筆を贈る」活動です。ポルポト政権下で多くのものを失ったこの国は、平和を勝ち取り新しく歩み始めましたが、子供達が勉強に使う鉛筆さえ、不自由な状況ということです。「机の中に眠っている鉛筆を、カンボジアの子供たちへ」..の呼びかけに「これなら私にもできる!」と共感しました。今の日本では、鉛筆は貴重品どころか、平気でゴミに捨てられて居ることもあります。小学生は、教室で、落としたり、紛失しても届け出ないそうです。
使いかけのものでもいいのです。家の中のどこかに眠っている鉛筆がありましたら、提供して下さい!安いものだからと決して、わざわざ買ったりはしないで下さいね。それは、活動として長続きしないからです。自分の家から出てくる鉛筆には限りがありますが、このような活動があることを、身近な人に伝えて頂くことで、永くつなげられると信じます。これは、私の願いですが、一人の人が10本の鉛筆を贈ることより、1本でもいいので10人の人が参加し、10人分の真心も贈って欲しいのです。サロンコンサ−トは、私の歌を聴いて頂くことに加え、鉛筆の持参をお願いいたします。何処の国であっても、次代を担う子供達は、みんな幸せになりますよう、「私達にもできるボランティア」に是非、参加して下さいますようお願いいたします!  2004年4月  吉元恵子