願 い(Wish)



 

2007.サロンコンサートを終えて 
 第4回サロンコンサートも、お陰様で無事終えることができました。
温かいご声援と拍手に支えられ、予定のプログラムを歌い切ることができ、
胸を撫で下ろしています。(正直、例年になく広いジャンルと大曲を並べたプログラムに、体力が持つか不安もありました。)
 つたえたい!!〜うた.唄.歌.詩.訴〜というテーマにしたからには、
どうしても今、歌っておきたい歌ばかりでした。
歌を通して、生き方や命の尊さ等を伝えたいと臨んだコンサートでしたが、“伝える”なんて、おこがましいことで、自分の心に問いかけながら歌った気がします。
 このサロンコンサートの主旨に賛同し、ご来場下さった皆様には、感謝の念でいっぱいです!
ボランティア精神で、ご協力して下さった皆様、友情出演で共演して下さったピアニストとギタリスト..
今年も“心温かい人たち”と“歌の力”のお陰で開催できたコンサートでした。
終了後は、温かいメッセージを沢山いただきました。
お写真もプレゼントしていただきましたし、写真集まで作成して下さった方もいらっしゃいます。
全ての方に感謝を込めて5/16付のボンジョルノ(掲示板)に“音楽と子供を愛する皆様へ”と今回のコンサートの御礼と中間報告を載せましたが、その後また鉛筆を送って下さった方がいらっしゃいました。
全部で1000本以上になり、これまでで最多数の鉛筆を頂戴したことになります!

 このような活動をしてみて、感ずることや得るものがあります。それは“人間性”です。
身近な人にずっと訴えてきたはずなのに、「どうして鉛筆なんか集めているの?」と尋ねる方がいます

尋ねてくれれば再度、説明するチャンスがありますが、お願いの文章を読んでくれない方も大勢います。..かと思うと、会合等でたった一度「こんな活動をしていますので宜しく〜」と言っただけなのに、覚えていて下さり、鉛筆を我が家に送って下さる方もいらっしゃるのです。
こんな時は、涙が出るほど嬉しく、人間っていいなー!と心が温かくなります。
私も、そんな人間性を持って生きて行きたい!と思うチャンスを頂きます。
要は、他人の話をよく聞き、注意深く生きなければいけないということでしょうか?!...(その精神があれば、きめ細かな歌も表現できるにちがいありません。)

 皆様から頂いた鉛筆、ロールピアノ、募金箱の支援金等は5/24に、カンボジアの子供の支援をしているNGOの代表宛に確かに送りました。
そして先日、嬉しいことに明るいお便りと写真が届きました。
昨年11月に学校を開校できたそうですが、まだ300名ほどの貧しい子供が学校に入れず待機中とのこと。
しかし、この7月から日本政府の援助も得ることができ、増築が始まることになったそうです。
私のサロンコンサートからは、学校を建てるような支援はできませんが、学用品や備品くらいは送り続けたいと思いました。
昨年の支援金で掛け時計を購入し、校内に掛けて下さったそうです。
微力ではありますが、役に立っていることが判り、ホントに嬉しい報告でした。
鉛筆を提供して下さった皆様や募金に参加して下さった皆様も、清々しい気持ちを抱いて下されば嬉しい限りです!!
 来年は5回目になります。来年も声帯が鳴ってくれるかしら?..
健康に留意しながら、きっと「第5回サロンコンサート」ができますよう精進したいと思います。
皆様の変わらぬご支援を宜しくお願い致します!
               ♪吉元恵子 (2007.6/20. 今日は“世界難民の日”!)