願 い(Wish)



 

UNHCR--United Nations High Commissioner for Refugees
(国連難民高等弁務官事務所) 
*UNHCRとは?

人道的立場から、紛争などによって国籍国の保護を失った難民に国際的な保護を与え、同時に食料・医療・住居・生活用品・水・教育などの援助と難民問題解決への働きかけを任務としています。

現在、本部をスイスのジュネ−ブに置き、元オランダ首相のル−ド・ルベルス氏が難民高等弁務官を務めています。(1991年〜2000年の間、日本の緒方貞子氏が第8代国連難民高等弁務官を務めたことは、我々の誇りでもあります)


*難民とは?

ある日、突然、身に危険が迫り、自国から逃げ出さなければならなかった人々です。

「難民条約」には、次のように定義されています。

“人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団の構成員であることや政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがあるため、国籍国の外にいる者であり、その国籍国の保護を受けることができない者、またはその恐怖のために国籍国の保護を受けることを望まない者”

*UNHCR が支援している難民・避難民は約2,050万人でしたが、この夏(2004年)
 “ス−ダン難民140万人”という緊急報告がありました。アラブ系民兵が非アラブ系
 黒人住民に対し、襲撃、暴行、空爆を繰り返しているからということです。
 これは、イラク関連ニュ−スやチェチェン情勢の影に隠れて、なかなか伝わってこか
 かった情報です。


*難民保護

一般的に私達は自分の基本的人権や身の安全を守るため、自国の政府を頼ることができます。しかし、難民となった人々の場合は、自国の政府が人権を守ることができないか、あるいは守ろうとしません。平和な国に暮らす人々には、想像もつかないような状況です。まずは、緊急支援として、難民キャンプと避難所の設営・食糧配給・水の配給・生活用品・医療等。そして、危機をのりこえた後には「教育」や「職業訓練」の事業があります。
♪ 私は「カンボジアの子供に鉛筆を送る運動」と共に、難民が危機を乗り越えた後の「教育」の支援をする会員になっています。子供に教育を授けたくても指導者さえ居ない国もありますので、まずは「先生を育てるプログラム」を援助してきました。「希望が見える援助」は自分も明るくなれます。しかし、緊急事態の難民があちこちに増えた..という知らせを受けると、暗く悲しい思いでいっぱいになります。
 緊急事態の難民一人当たりに必要な額は、一日平均15〜16円です。
みんなが、ほんのちょっと何かを変えてみると、罪もない子供たちを助けられるかも知れません!このペ−ジを見て下さり、同じ思いで結びあえたら嬉しいです。 

  ***UNHCRへのご寄付は日本国連HCR協会へ***

寄付の振込先  ・郵便振替口座:00140−6−569575
        ・三井住友銀行 渋谷駅前支店 普通口座:3478195


#6月20日は「世界難民の日」です。一年に一日、難民のことを思ってみませんか!#                               Keiko Yoshimoto